Report – TM NETWORK PLAY SPEEDWAY and TK HITS!! @ Zepp Fukuoka / 2008.04.26

旅ネタは全部実況につっこんでいってるんで、先にこっちまとめようかな。なんかいろいろ良かったし。いろんな意味で。

目の前にある現実が何なのかを考えた。
16年前、同じ県内の小倉で、もう二度と観れないかもしれないと思いながら見つめた3人が、今こうして並んでいることの意味。それを噛みしめながら、2時間の大半を過ごしたような気がする。
と、この論調から全体的に高評価なことは伝わるかな。ではネタバレ全開どうぞ。しかも大幅に先生偏重視点。

ちなみに頭としっぽは WAR TEACHER と YOU CAN FIND。
あと、今回ロビーに花が見当たらなかった気がしたのだが、どっか見えづらい場所にあったのか?

01. COME ON EVERYBODY
まず先生がちゃんと弾いてることに感動した。パシフィコは手元見える距離じゃなかったし、リマスター行ってないし。そもそも今回、先生のスペースがすっかりシンセブースやし。その時点でなんかいいわー。

02. ACTION
A メロアレンジは原曲より好きかもわからん。

03. ALL-RIGHT ALL-NIGHT
おお、間奏で速弾きだー。なんかこの辺りから本格的に盛り上がってまいりました。

* MC.
後でメモ観てその長さにたまげた。どのくらい長いかというと、喋ってる本人たちが「次の MC は短くした方が」「これ1本で終わり?」と言い始めるくらい。
全部起こすのは無理なので、特におもろかった部分だけ。

  • GW の博多の祭り=どんたく。メキシカンぽい、ってそれは…。
  • 4年前長崎に行った。ウツは傘をさした? というのは勿論ネタで、それを受けて木根さんが♪長崎は今日も雨だった〜(真似)
  • 鹿児島といえば、篤姫。そして長渕。♪かたーい絆に(略)。現地のバッティングセンターで突き指にデッドボール。機械が当てにくると思ってないから当たるらしい。
  • かつて BOφWY と人気を二分した時代。木根さん「BOφWY 派だった人?」って此処で手あげる人いるわけがない。そして先生はウツや氷室氏のマイクの持ち方が気になって仕方ない。「いつもあれで楽なのかなーって」。したらウツ「(そんなんライブで気にしてて)ちゃんと弾いてます?」

04. DIVING
低音を効かせるとまた印象が違ってくるね。元はちょっとフォーク風味だったのが、すっかりロックに。それにしても、照明でブラウンぽい色よく出せたな。

05. RED CARPET
先生と木根さんの鍵盤対決の様相。真っ赤な照明の中、最後の締めをエレピで流麗に締めた木根さんに1票。あれはしびれたわー。

* MC.
「今日は泊まりだし」(木根さん)ということで輪をかけたロングトーク。

  • 宇津井健氏は本名。京本政樹氏はあえて本名?
  • じゃ芸名は3人で取り替えて、木根さんが「小室隆」でウツが「木根哲哉」みたいな? 先生曰く、こむろたかしは居るが、小室哲哉は他にいないらしい。
  • 空港で搭乗が遅くて呼び出される「小室様」。いつも遅れるから「当たり前」のように呼ばれる。そのうち「小室様!いるんでしょ!そこにいるのは判ってるんだ!」って喧嘩腰になる? と木根さん。
  • ちなみにそうる氏は本名なわけがない。というグダグダな振りでサポメン紹介。グダらせてるのは主にウツ。手順にこだわる先生。でも「(そうる氏が)本名って知ってた」話聴いてません。
  • 北島氏、札幌で移動中、何故か髪の中から大きな虫登場。「こんなん飼ってたっけな」
  • あまりのグダグダさに先生「今日は音楽的にはすごくまとまってる」
  • と言いつつ、氷室マイク話の続き。この後やる某 B で始まる曲は、BOφWY の B・BLUE に負けない曲を、と思って出来たのが BE TOGETHER…って盛大にネタバレ言っちゃった! さすがに爆笑。他に BEYOND THE TIME もあるとフォローしてみるも、時既に遅し。
  • しかし何故それを当時言わなかったのかとウツ。変な対抗意識みたいのを避けたかったらしい先生。が、「僕たちの中だけなら(言っても)いいじゃん」…ごもっともです。ま、「それが TM」ってことで。

06. CLOSE YOUR EYES
本家スピードウェイ曲ね。遥か昔に CD 聴いたかも。先生が次々向きを変えて、たくさんある(何台?)シンセを全部弾いてたように見えた。

07. GIRL FRIEND
打ち込み系が全部微妙にオリジナルと違う。1からやり直したんかな。追加の音色のせいか、ほんのりオリエンタル。

08. SEVEN DAYS WAR
歌のバックはエレピ、間奏はメロトロンという役割分担がすごくはっきりしてた。ラストの手前、先生と北島さんの掛け合いが新鮮でいい感じ。

09. TK HITS!!
SPEED TK Remix。4つ打ちのようなロックのような。ちょっとだけディープパープル混じってたし。客席の壁使った照明では一番派手やったかもしれん。青メインのとき、一瞬カリブの海を思い浮かべた。

10. KISS YOU
いい意味でシンプルなアレンジ。Car, Telephone…でウツが初めて噛んだ。そこまで噛んでなかったことに気づいておぉ〜、みたいな。

11. RESISTANCE
こちらもオリジナルにほぼ忠実。先生のピアノタッチがジャズっぽかった。そしてそのピアノにふわりと音が絡んできて、そのまま次曲へ。

12. BE TOGETHER
ウツ絶好調。くるんくるん回るしマイク投げるし。客が盛り上がったからか、盛り上がったから好調なのか。

13. TK Solo
やはりジャズ風ピアノで始まり、ピアノでちょろっと Sweet 19 Blues→Can you celebrate→オルガン音で TIME TO COUNTDOWN、そしてピアノから大きく展開する A DAY IN THE GIRL’S LIFE。いやこれかっこいーわ!

14. LOVE TRAIN
イントロは実質ドラムソロ。最後の転調祭りが斬新やったわ。
しかし、この曲でわたしの脳内が完全に92年に引き戻された。いろんな記憶が沸いてきた。

15. WELCOME BACK 2
イントロから揃い放題の客席を観て、リピーターの多さを実感。
色とりどりの照明、いろいろな曲をちりばめた構成。あぁ、ライブ本編の最後としてはうまくできた曲やな、と思った。

* Encore MC.
本日のかわいそうな曲シリーズの主役は、歌おうとしていまいち歌えていなかった FAIRE LA VISE ではなくてイノセント…ワールド?(ウツの誤答)ではなくボーイだよな。うん。イノセントさん、思い出してもらえなくてグレた模様。一途さんどころじゃないグレっぷり。

  • コーラスを形容して「ぱっぱっぱー」それじゃドゥーワップじゃんと。どっちかっつーと「うー、わお」ね。わおって。
  • そもそもデビュー曲からしてあれだし、と先生。木根さんに言わすと「パヤ?」。あの曲の結果は散々だった(by 先生)が、それでも思い入れある分だけ一途さんよりはましだと。そして一途さんは、イノセントさんのことを思えばシングルなだけまだ良かった、と。

それで「歌える曲の話を」といって「アニソンの TM」的な曲を、と綺麗に持っていくはずが、木根さんがバカボンとか言うから。ウツもなんか楽しそうにネタに乗ってくし。ボンボンバカボン。要するに「赤塚さんは天才」(先生)てことで。

16. BEYOND THE TIME
アニソン枠としては旬と言っていいのかな。いろいろ万感の思い。

17. SELF CONTROL
この曲で皆でびしっと手をあげるのは気持ちいいねぇ。そして、此処は確かに TM の空間だと思ったので、酉的な振りは下の方でこっそりやるにとどめておいた。

最後に個人的総評。
ネタバレになるんで冒頭に書かなかったけど、わたしの目に映っていたのは確かに「かつては夢だった現実」だった。それだけで充分だとさえ思った。
だけでなく、レッドカーペットで惚れ惚れしたり、SPEED 2 で見入ったり、CAROL に圧倒されたり、ラブトレやビヨンドで胸がいっぱいになったりと、音楽的にもちゃんと楽しめたことが嬉しかった。

わたしの TM 歴のルーツである福岡県で、これを観たことに、何より大きな意義がある。EXPO ツアーを観た後、身の回りのいろんな状況が徐々に好転していった。今回もそうなることを知らず知らず願っている。はるばる来た甲斐があった。

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