Review – DJ TK : I WANT YOU BACK (mF247 remix) / 2006.10.04

案の定またダウンロードランキング首位ぶっちぎりそうな感じの、mF 6作目きましたよ。
しかし此処数年、先生の過去曲リメイクを見かけると嫌な予感しかしないのはどうにかなりませんかねこれ。今回も「あーまた変な具合に手抜きとかぶっ壊されたりとかしてないといいねー」ってまず思ったんですけど、コメントで一応「リスナーの皆さんにプレゼント」とか書いてあるから、一応先入観なしで聴こうと思ったんですよ。が、その前に某スレッドで、ボーカルがどうやらあの方らしいと聴いて一気にテンション落ち放題。即日レビューができなかったのは、そのせいかもしれません。
ま、それでもレビューしちゃうところが腐れ縁的ファンということで。

えーと、イントロから既に音色が DD 前後と大差ないのは近作の仕様でしょうか。1番サビで一旦リズム隊消すあたりとか、ライオンそっくりの手法ですし。
でもってボーカルはけーこ、と。まぁ思ったよりしつこい歌い方してなかったので、その点はちょっと安堵しましたが。でもボーカルパート、微妙にマイナーチェンジ入ってますね。B メロの起伏が抑え気味になってたり、サビ直前の Julia(略)がなかったり。これはもう、どーしても原曲との比較が主になってしまうカバーの宿命で。

あ、うだうだ文句っぽく読めるかもしれませんが、mF 作品の中では比較的いい方に入ると思いますよ。わたしはインスト萌えなところがあるんで前作の方が若干好みですが、04年の TM トランスがおっけーな人にはむしろ今作がお薦めかと。
ただですねー、ここんところまともに聴いた先生曲が、全部ぐろーぶに聴こえるんですよ。音遣いが似てるだけならまだしも、メロディーラインまで全部けーこの声に変換されて聴こえる始末。今の先生サウンドの基盤はやっぱ TM には置かれてないんだなぁ、と、ちょっぴり寂しくなる次第でございます。

しかし、時代って残酷ですねぇ。自分が歳とっただけかもしれませんが。
mF に寄せられたコメントで、原曲知らないと言い切ってる人が4人中2人も。もとは80年代終盤の作品ですから、そりゃまぁ現在2006年ともなれば大学生ですら知らないかもしれませんけどね。
リオの風情は原曲の方があるぞー…と、こっそり主張しておきます。打ち込みの音数が少ないって点は当時も大差ないのに、不思議なもんです。とか書いてたら原曲が聴きたくなったわけですが。えぇ、どんなに人を選ぶ声質でも歌い方でもわたしは先生ボーカルに抵抗ありませんので。

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