Review – TRF : Lif-e-Motions (1) / 2006.02.15

先に他ぶろぐで書いちゃいましたが、世間には乗り遅れつつも遂に入手できましたよ! やった〜。
しかし、初めてこのタイトル観たとき「なんて読もうかな」と思ったもんですが、帯にしっかりフリガナ打ってましたよ。考えることは皆一緒ですか。

てことで、まずはぴかぴかの新曲満載 Disc 1 からいってみたいと思います。

01. Good day, Sunshine
のっけからいい感じです。ライブでも盛り上がれそうな前向き感が素敵です。わたしのように数年ぶりに買ったぞって人(継続的にファンやってた訳じゃない人)にもとっつきやすいのではないでしょうか。

02. Everlasthings
最初「ん?サビはどこ?」と戸惑ってしまいましたが、細かいことは気にせずクールな雰囲気を楽しむのが正解と思われます。

03. Where to begin
この先行シングルをあちらこちらで耳にしたのが、アルバム購入の大きなきっかけのひとつだったことは間違いありません。過去に一番盛り上がっていた時期を彷彿とさせる王道ダンスポップですね。
しかし、間奏のみ別の人がアレンジってのは初めて観ました。

04. You & me
こういうソウルフルなのもいいですねー。アレンジも好きですし、前曲ともどもコーラスの厚みが気持ちいいです。
歌詞カード観ながら聴いてたんですが、Rhythm & Red ってフレーズに一瞬どきっとしたのはわたしだけでしょうか。

05. Precious
ここまでの流れでは初のミディアム曲。サビのメロディーラインが好きです。過去作品を思い起こすと、大人になったなぁといろんな意味で思いました。それはブラスの影響もあるかもですね。

06. As it is
どことなくアメリカンというか、からっとした爽快感を覚えます。絵的には、皆で輪になって歌ってるような感じで。

07. Urbanature
大人の哀愁みたいなものを感じたり。今だからこそ歌いこなせるという面もあるでしょうし、こういう曲調は今の方が合ってるんだと思いますよ。
詞に英字ルビ振りまくられてましたが、その通り読まなくてほっとしました。

08. Signal Theta
インストなわけですが、音の広がりが結構気持ちよく聴けます。…ん? Wataru Yamada ってあの人ですよね? ドラムだし。背景知らない人にとってはちょっと意外な組み合わせかも。

09. Life signs again
静かな導入部から徐々に盛り上がってくる、冒頭からいい感じです。ラップが外部の人ってのは意表突かれましたが、この人が参加(作詞も)した結果であろう、字数の多さとか全体の雰囲気や展開とか、これまでになかったっぽいパターンですね。

10. Be ever wonderful
お、メンバー自ら作編曲ですか。おおらかな讃歌的バラードになっております。これを終盤に持ってくる辺り、ある意味で一番いろいろな想いがこめられた曲なのだろうなと感じました。

11. One Nation
うわびっくりしたー! と、先生の新曲提供を知らなかったもんでクレジット観てまずそこから。って試聴で気づけなかったわたしの耳はいったい…。
てことで、良くも悪くも「最近の先生作品」な、どっちかっつーと globe 的シンプルサウンド。いや、さすがに年初の mF247 出品作よりは作り込んでますけど。多分。

12. ENGAGED ’06
懐かしいですねー。というからには原曲もよく覚えてますが、この曲はこのくらい生楽器が入ってた方が合うのかもしれません。
ところで、Disc 2 含め過去曲の歌詞がないのは権利上のアレですか。

13. DANCE LOOP #4
14. DANCE LOOP #5
15. DANCE LOOP #6
文字通りループ用ですね。実地で使う人向けというか、ちょっと専門色を感じたり。14と15って BPM の違いだけだったりします?

総評:
先生以外の曲のほうが「いかにも TRF」ってところに、いろんな意味で感慨を覚えました。90年代半ば、一気に作り上げられたあのカラーは、既に彼ら自身のものになってたんですね。そんな往年の王道的ソングもありつつ、新境地を提示することも忘れていない、とても前向きで素敵なアルバムでした。
今作の発表は、TRF としてのアイデンティティを確認する作業でもあったのかもしれません。それに6年という時間が必要だったのなら、それは決して長過ぎるものではなかったのでしょう。そして、それを受け取ったわたしはといえば、あの頃感じた興奮を、先生という枠から離れて再び感じることができました。ごねてまで買ってよかったと思います。

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