Review – TMN BALLADS GOT A FUNKY & GROOVE / 1993.03.05

これからみなとみらい方面に外出して夜まで帰らないので、今日の更新はこれだけ。今日買う予定のものが無事買えたら、明日以降(明後日の線が濃厚)また書きますよ。

さて、秋の不定期レビュー大会、続いてはこれです。なんと買ったのが9月。聴いたら書きますとか言って、後回しになった理由はまたのちほど。
発売元は “APOLLON”。知らないし。調べた結果、アポロン音楽工業(株)→(株)アポロン→(株)バンダイ・ミュージックエンタテインメント→(株)エモーションミュージック、とまぁものすごい変遷を経た模様です。どっちにしろ Amazon 在庫最後の1枚をうちが買っちゃったので、当分入手は難しいかもしれません。

ということで、じっくり聴いてみるとしますか。

01. Love Train
なんか似非ラジオみたいな構成になってるんですけど。30秒ばかり英語 DJ ふたりがやりとりした後、おもむろに曲開始。いきなり最初の「ふっふ〜」からして突っ込みたくなるのを抑えつつ。
雰囲気的には、We Love The Earth のアルバムバージョンに似てます。でもちょっとドラムが前に出過ぎてて迫力はない気がします。
って歌の途中でフェードアウトですかい。

02. Beyond The Time
また喋る人が出てきましたよ。
アレンジの方向性は、前の曲とほぼ一緒。ドラムが出過ぎなのも一緒。わりと歯切れのいいバックに合わせて、ボーカルも歯切れよくなってます。う、しかしサビ以降の打ち込みがちょっとしょぼいですなー。B メロまではそれなりに良かったです。

03. 1/2
↑これは英語詞の上に書いてあるタイトルです。これだけだと意味不明ですが、1/2の助走ですよ。
だからシンバルが出過(略)。パーカッション系が少し混じってて、考えようによっては「ありそうなライブバージョン」な感じです。男声ボーカルは高音が出なかったのか、途中から女声ばっかりになってたりします。

04. Just Wild Heaven
この曲からスピード感を取ってどうするんですか…。テンポはともかく、ビートが半分に落ちてますよ。さらに音数がだいぶ少ないもので、何かのスタジオリハでも聴いてるような気分です(リハ聴いたことないけど)。
それより、淡々と流れて行くんで、どこで盛り上がっていいのかわかりません。

05. Fool On The Planet
ここも冒頭で何か喋られてます。
んで曲本体はというと、また微妙なビート感に微妙なシンセ音が…。ハモンドを薄っぺらくして軽く歪ませたような音が聴こえます。オリジナル並の美麗コーラスワークは期待しない方がいいみたいです。
あ、後ろでずーっと入ってるピアノ、オリジナルから1音符分ずらしてあったのか。

06. Telephone Line
女声ボーカル。比較的違和感はない方ですね。結構頑張って歌い上げてますよこれ。

07. Get Wild
これも喋り付き。
あー、なんか90年代初頭にこんな感じのドラムが鳴ってる曲ありましたよ。洋楽で。多分 Bell Biv Devoe あたり。例によって起伏は乏しいものの、バックに入ってる鍵盤の音は好きです。と、無駄に細かい視点。あ、でもサビのユニゾンはなかなか賢い選択かと。

08. Lonely Night In August
直訳ですね。8月の長い夜。
歌詞が1番の分を何度もリピートしてるのは手抜きちっくながら、雰囲気的には「ありそうな洋楽」ぽくなってます。売れ線かっていうと微妙だけど。

09. Love The Earth
またまた喋り付き。
オリジナル歌詞のタイトル横に Ooh, Ah, Ah, Mix って書いてあるんで、元にしたのはそっちっぽいです。いきなりサビから歌ってるし。
なんだろう? 低音を軽くしてドラムパターンを減らして、微妙にコードからずれたギターのカッティングをちょっと入れるとこんな感じになるんでしょうか。元が元なので、流石にコーラスはかなり頑張ってる方です。

10. Seven Days At War
タイトルは “at” で歌詞中では “of” なんですが、どっちが正しいのかと。
最後の最後になって、これが一番出来がいいです。今までになくいろんな音声が細かく入ってます。緩急もついてる方ですよ。

総評:
で、なんでどれもこれも全部フェードアウトなんでしょうね?
…というわけで、購入翌日ぐらいに一度聴いて以来です。多分そのときにレビュー書けなかったのは、書くだけの語彙が浮かんでこなかったからじゃないかという気がいたします。そして今もやっぱり語彙に困っています。

うーん。そのですね、アレンジの方向性が全曲一緒なんですよ。正直、途中でおなかいっぱいになってしまいます。まぁ Dave Rodgers よりは…いや、やっぱりいい勝負かもしれません…。
ていうか、こんなところにジェームス・テンガンやキャロル久末を使っててよかったんでしょうか。93年といったら、J-WAVE もまだまだ聴けた時期なんじゃないかと思いますが。

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