Review – AAA : 逢いたい理由/Dream After Dream 〜夢から醒めた夢〜 / 2010.05.05
26 May 2010
久々の音楽カテゴリ。割り当てに無理があるのは仕様です。TM が動くためにはまず先生の復活は欠かせないので、一応延長線上ってことでひとつ。
発売日近辺は連休おでかけ祭りで CD ショップに行く暇がなく、その後は仕事ぎっしりで帰りに寄る暇がなく、結局10日遅れで購入。初登場1位に貢献できなくてごめんね、先生。
…で。これ店頭に2種類並んでて、ジャケ違いだけかと思ったら曲順違ったり、どれがどれやらよく判らんかったので適当に黒い方買ってきた。後でオフィ観たら白い方がメインに出されてたが、曲順は自分で買った黒い方準拠で。
あー、この感じ。同じ高さで音符をいくつも連ねたフレーズを階段状に積み重ねて、曲全体で高さを形作っていくとでも言えばいいのか。それこそ TM の頃から馴染みの手法だし。曲のノリ的になんとなく TRF を思い出すのは、エイベックスだからというだけじゃないよね。
02. 逢いたい理由
一転してこちらは音符単位で抑揚ありまくり。サビもしっとり聴けて良いのだが、最もツボったのは序盤のメロディライン。ぐろーぶがまともだった頃(こら)の綺麗な曲がわりとこんな感じだったかな。
作詞は先生じゃないが、前半が個人的にいろいろ身につまされる。
総評:
両方とも作曲しかしてないんだよね、これ。他の作家陣の皆様(特に編曲)が、ものすごく「往年の小室ワールド」を理解した上で作ってくれているような気がしてならない。
音数の多さ的には、他の先生フォロワー同様、どっちかというと大ちゃんのプロデュースワークに近いけど、このコード進行は誰がどう料理しても先生以外の何者にもならないことがよくわかった。メロディラインがほとんど辿られていないインストバージョンですら、あぁ先生やなぁって思う。
今はともかく、作曲家として帰って来れたことを喜ぼう、と思って買ったシングルだが、ぶっちゃけ久々に先生作品で CD を複数回リピートしている。きっと古くからの信者(わたしのことですよ)にそう思わせる力を出せるくらい、今の先生は心理的に充実しているんだね。それが嬉しい。
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