都めぐりをご褒美に (1) 青空と戯れる黒
28 May 2010
最近鉄分薄くてすいません…あれ? まぁいいや。今度のシリーズはほぼ鉄。でも概ねゆるいので、ゆるーくお読みください。
暑い。溶けそうになりながら駅から歩く。青もみじの木陰に、ふと足を止めた。ほんの数日前に決まった予定だった。大仕事でへろへろになっていたわたしに、彼氏さんからの提案。休みが1日だけかぶる週末に合わせて、Z に乗って飛んできてくれたのだった。
金曜は夕食をご一緒して、明けて土曜。やってきたのはこちら。
梅小路。2度目の訪問だが、閉館間際の前回に見逃したものは多い。既に3度目となる彼氏さんの方が何かと詳しそうだ。
入館とほぼ同時に響き渡る汽笛。ちょうど11時、スチーム号の始発が動いた模様。早速そちらへ向かい、折り返しを待ち構える。
ほどなく、カーブを曲がって戻ってきた。期せずして嵯峨野線とコラボ。
やはり SL だからなのか、一眼を構える人の年齢層が少し高く感じる。
陽光をはじく新緑の向こうで、ひとときの休息。
停まっている間に、いろいろ観察してみよう。
5、4、3、2、1…脳内でカウントダウンしちゃったのは秘密。
そのうち、ざくざくと石炭をくべ始めた。スコップですくい投下する様子を狙うも、なかなかうまくいかず。
勢い良く立ち上る黒煙。無風なら空高く。風が吹けば、観客の頭上へ降り注ぐ。
…ふぅ。暑いね。木陰のベンチに落ち着くと、また動きそうな気配。どうやら、乗客が多いので臨時列車を仕立てたようだ。
飛行機雲の駆け巡る下を、ゆっくりとバックで発車。
線路の反対側に回って撮ろうと移動する。転車台には、黄色く塗られて逆立ちするペットボトルが点々と。
産業廃棄物表示に近づくと、そこには燃えかす。石炭ビフォーアフター。
数分でスチーム号は帰還。
どうも最近、こういう撮り方ばっかり大好きになっている気がする。
降りてくる乗客たちをお迎えする係員さんたち。この距離に立つとかなり熱い。
さて、屋根の下のものを鑑賞に行こう。
Comments
こんにちは。
一番動いて欲しかった機関車(C61形)を見る事が出来て嬉しかった梅小路だったりします。カッ飛んで行く新幹線撮影ではちょっと表現しにくい「ゆる鉄」な世界ですね^_^
JREでも同形式を復元作業中なので、追々上越線で活躍する姿も見られそうです^_^b
こんにちはです。
どれが走るかは時の運もありますから、本命が当たって何よりです^_^
「ゆるい」現場だと、一瞬の緊張感に賭ける撮影とはまた違った感性を求められるのが、難しいけどおもしろく感じます。
SL人気は根強いですから、東のも戦線復帰したら沿線等賑わうでしょうね。
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。