コロナワクチンをさっさと済ませたいから大規模接種を受けてきた話。

打てる状況になったら即打つ、というスタンスをとった当家。幸いにして実家はどちらも高齢者枠で7月までに打ち終わり、旦那さんは7〜8月にかけて職域接種枠を確保。となると問題は、しがないフリーランスな自分自身の対策である。積極的な情報収集に努めた結果、8月中に免疫獲得の目処が立ったので、例によって自分用記録を残しておく。

もくじ

ステップ1:接種券を手に入れる

当家の居住自治体、ぶっちゃけ高齢者が多く、接種会場も少なく、回ってくるのはいつになるやら。しかし、一応大阪府内であったことが幸いして、新たな活路が。自治体外で大規模接種を受けたい現役世代向けに、接種券の先行発行がされることになったのだ。

6月下旬、配布場所へ赴き、無事ゲットに成功。窓口のおねえさんからも大規模ルートを勧められる。

ステップ2:ウェブで予約する

あとは予約ボタンをぽちっとな、で済むわけがなく、むしろここが正念場。

5月から始まっていた自衛隊接種、6月下旬時点で2周目に突入しており、初回勢の枠ろくになし。1日あたりたったの75人という話。キャンセル待ちを毎日試みるも、一瞬空いたところで即埋まる。無理ゲーすぎ。
いや待てよ。大規模接種って別バージョンなかったっけ? と、数日経って思い出す。

  • 防衛省:グランキューブ大阪
  • 大阪府:マイドームおおさか
  • 大阪市:インテックス大阪(当家は対象外)

主催違いで並走してるんだった。じゃ、まだ取れそうな府のほうで勝負すっか。

防衛省サイトもそうやったけど、プルダウンの視認性が高いなとメモったのは秘密(職業病)。府の場合、氏名住所の登録が必須のため、予約開始前に登録を済ませておいた。
で、7日分の枠が開放される火曜、11時半頃からサイトを開いて待機。しばらくすると、アクセス集中と称した画面に移って待機列が形成される。いったん画面が出たら放置。その画面を表示した時刻が早い人から順に入場できるらしく、時間差で2ブラウザ開けてたら先に表示した方が開通した。無駄にリロードするのはむしろ悪手かも。
開放時刻の正午から2分ほどで予約フローへ遷移。どんどん減る時間帯選択肢から候補を選択、さっさと確定。

取ったどー!
予約完了メールを確認した頃には、1日あたり 2,000 人の枠、10分以内に埋まって終了。間に合ってよかった。しかし「10時打ち」的な作業を、電車でもライブでもなく医療目的でやるのは斬新というかなんというか。

なお、予約に必要な居住自治体の接種券、先行発行から2週間ほど経って改めて郵送されてきたが、その頃すでに府の枠も2周目に入って難易度がさらに上昇。急いで取りに行ったのは結果的に大正解であった。

ステップ3:接種会場に行く

マイドーム行きにくいんすよね。周辺駅は複数あれど、徒歩5分以内の駅ゼロ。他会場と違って接種者専用無料バスもなし(平時からバス空白地帯)。仕方ないので堺筋線を使い、地上を6分ほど歩く。

あと建物正面の主張が弱い。横断幕なかったら通過しかねない。そもそも正面より、隣接するシティプラザのロビーから通り抜けた方が断然快適(2回めで気づいた)。
しかし残念なのは立地のみで、場内では文句のつけようがない超スムーズオペレーションを堪能した。

入場、必須書類確認ブース
確認するもの:接種券、予診票、本人確認書類(免許など)。
+2分:3階直行、検温&接種同意署名ブース
予診票が未記入の場合は検温前に記入ブースを経由するので、家で書いておくのが吉。検温は入場時にもするけど、予診の一環として改めて手首で測定。
+3分:2階、予診接種ブース
予診の医師と接種の看護師に挟まれて着席。座るとき、打ちたい側を看護師さんに向ける。
+2分:接種終了、次回予約確認ブース→状態観察室
状態観察(接種後の待機)の長さが人によって違う。特記事項なければ15分。
+15分:待機終了
退出可能時刻が記された紙を、スタッフに見せて退場。

各ブースはどれも10以上あり、行列は一度も発生せず。移動経路では随所にスタッフが立ち、1人がブース番号を告げて進行方向を指し、奥で別の1人が手を挙げ、付番された箇所へ誘導。床の矢印をたどるまでもない。

次回予約確認時、書類をあれこれもらう。おーこれが RMP 資材ってやつか(最近覚えたから言いたいだけ)。

ステップ4:副反応の様子をみる

自分が受けたワクチンの製造元はモデルナ(武田)。資材を読みつつ状態をうかがう。
3時間後くらいから、接種部位にうっすら痛み。10時間くらいで、打った側のリンパが痛くなってくる。翌日、ほぼ終日痛い。上腕が横に上がらん(ゆっくりなら前には上がる)。夕方に微熱(平時+0.8)。疲労感が出て早寝したら、2日めにはほぼ平熱に戻り、腕の痛みも緩和。3日めはほぼ日常動作に支障なくなった。ピークは翌日だった感じやね。
なお、腕の表面は10日め前後にほんのり赤くなった程度。

ステップ5:接種2回めも受け、副反応をうかがう

2回めの予約は、1回め終了後すぐ自動的に「28日後の同時刻」で取られている(次回確認ブース滞在中に通知メール着信)。
当日は初回同様にスムーズな流れ。1日あたりの接種総数が増えた(前回 2,000 人→今回 3,000 人)こともあって、予診前に座って待つ時間なども発生したが、言うてもほんの2〜3分程度。

巷では2回めの方が副反応が強く出るという話で、スポーツドリンクや解熱剤を準備。後者はたまたま常備していたタイレノール。今めっちゃ売り切れまくってて、大箱買っといてよかった。
当日、1時間後にはすでに腕の痛みが出始め、7時間ほどで熱が37度台に乗る。
翌日が本番だった。概ね終日38度前後をキープ、そしてひたすら倦怠感。前夜から水分補給を増やし、3〜4時間おきにトイレに起きて眠かったこともあり、食事(毎食後に解熱剤)と水分補給以外はほぼ寝て過ごし、さっさと就寝。旦那さんが夏休みでずっと在宅、いろいろおまかせできたのは心底助かった。
そして翌々日、接種から48時間を過ぎ、だるさは残りつつ平熱に戻る。のと入れ替わるようにして、接種部付近の腕にうっすら赤みが出始め、帯状にやや広がる。いよいよ(?)本格的なモデルナアームかと身構えるも、それより腫れることはなく収まった。

副反応については「年配より若年層、男性より女性」が強めになる説もある中、当家では旦那さんもそっくりな経緯をたどった。これはもう完全に「個人差があります」ってやつやな。
こうして、おそらく世の中の平均くらいのタイミングで接種完了となったわけで。まあ免疫ついたといってもマスクやら消毒やら基本対策は続行するんだが、もうちっと落ち着いたらええかげん帰省くらいしたいものである。

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