Report – 8bit PLANET 01「朝焼けのパレード」@ 参宮橋トランスミッション / 2009.10.03

もしかして、音楽抜きで純粋に演劇な舞台の感想ここに書くの初めてか。そうか。長らく観る機会逸しまくってたもんな。
こないだ書いた、脚本演出とキャストに先輩が2人という縁ありすぎの旗揚げ公演。土曜夜の回に行ってきた。ネット予約が遅すぎて(もしくはメール不達で)名簿に間に合ってなかったようで、スタッフの皆様にはご面倒をおかけしました。

さて感想。ちょっと驚いた。

川田先輩(よく考えたら伏せる意味まったくないし)の作品は、新型アポロ名義の「中盤のパラノイア」以来。あれは全体的にポップというか勢い重視というか、一種ジェットコースター的な印象だった記憶がある。思えば天体工場の頃からそんな作風だったようなイメージ。
そういうものを想像して行ったんで、なんだかいつの間にか濃いめにしっかり重なっていく人間模様というかドラマというか、それが意外な程直球に感じて。いい意味で。

基本ハッピーなんだけどどうしてもほろ苦い結末が、胸に沁みた。
成就のためには必要な犠牲だった。そうと判ってはいてもね。

そしてもうひとつの目的。とど先輩(って昔から呼んでたのでそれで通す)の役者姿を拝見するのも久しぶり。言われてみれば、あの張りのある声に凛々しい立ち姿、軍人さんにぴったりやわ。威圧感あるが故にミスリードを誘ってしまうという役柄に、思わず歯痒さを感じてみたり。

終演後、ふたりの先輩にご挨拶。まずわたしが来ていたという事実にえらい驚かれた。まぁしゃーないよなぁ。本当ごぶさたしすぎで恐縮です。ともあれ、わたしにとっては素晴らしいコラボというかシナジー効果というか、観て良かったなと思える舞台をまた観れたのが幸せ。
本当に一番聴いてみたかったことは、今も切り出せないままだけどね。そもそも川田先輩の劇団に再会するきっかけになった、7年前の検索ワードの中身のことは。

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