遅れてきた避暑地 (1) 最短に挑む

ドラえもんの中の人が代わってもうだいぶ経つはず。なんだけど、大きくなってから番組を観る機会もなく、結果としてかつての声ばかりが脳裏に残っている。同世代には同意見の人も多いのではないかな。と、本日の訃報を思いながら。
さてここからは9月上旬、毎年恒例の海外がわりに開催した北海道旅のお話。

伊丹入りしてすぐ朝食を済ませ、場内に入ると、最初に乗る NH18 便の機材はすでに姿を見せていた。

裏焼き(ではなく窓による鏡写し)なんだけど意外と違和感ないな。

今回は空路を ANA で統一した。最初の目的地、釧路への到着時刻が都合よかったのが理由。

JA815A、787 といっても比較的早く投入された機体ゆえ、なんとなく経年を感じるのはご愛嬌。

この暑さですっかり帽子を脱いだ富士山を左手に眺めて、まずは東京へ。

ガンガン飛んだので羽田にもそれなりのタイミングで到着、と言いたいところだが。

問題は「着陸が22」だったこと。JAL ならすぐだけど ANA さんの場合、16R を横断し(離陸機があれば当然足止め)1タミを南端まで回り込んで進まねばならぬのである。そうこうしているうちに定刻到着時刻は過ぎ、国際ポケモンジェットを横目に地上をごろごろ。
ようやっと機外に出た頃には、乗り継ぎ便の出発時刻が20分後に迫っていた。大丈夫なんすかこれ。

当然そんな時は機内で「釧路便にお乗り継ぎのお客様」へアナウンスが出され、近道ルートへ通される。仲間は大勢、当家込みで11人もいるので名前は呼ばれない。はりきって呼びかけに応じるも、次便ゲートへはがんばって急いで移動しろとのお達し。

ふぅ。めっちゃがんばった。たぶん11人の中で最速。

乗り継ぎ RTA(?)を無事に終えて着席。JA610A さん、あとはよろしくねー、と言いたいところだが(2度め)。

なんと、こちらも定時運行とはならなかった。チェックインして荷物預けまでした乗客1名(名前からして海外のお客様)が搭乗口に現れず、コンテナをいっぺん出して荷物引き上げ。結果、30分以上の大幅遅れ。急いだ意味ないし。てかどこ行ったんやその客。

ともあれ、一度空に上がってしまえば航行自体は順調。

仙台あたりから太平洋上に出て、次に陸地が見えたらそれはもう北海道。

街からちょっと離れたところの空港を右手に眺めながら、右旋回でアプローチ。向きは17ね。

着地後ターンすると建物が見えてくる。ターミナルも管制塔もかわいい大きさ。

こうして、NH741 便は無事に釧路へと降り立った。やれやれ。後の予定ぎゅうぎゅうにしてなくてよかった。

なんせ羽田からの 767 である。コレで着くから迎えに行こう(来てね)という人も多かろう。

展望デッキらしきところの人影を横目に到着ゲートへ向かう。

ターンテーブル周辺から、すでに北海道の海の幸が大いに気配を漂わせている。

無事に荷物を拾って、ロビーに並ぶレンタカーのカウンターへ。小さな空港なので、裏を返せば小回りがきく。

タンチョウ(もちろん剥製)の歓迎を受けた。自然豊かな土地とはいえ、生で観られるとは限らないもんな。

エゾシカ(もちろん模型)の見送りを受けつつ迎えのマイクロバスに乗り込むと、

ひえー。ヒグマが待っていた。いや、こればっかりは会わずに済ませたいわ。

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