さくらさくら ’19 桜のトンネル編

選挙も後半戦。だいたい想像がついた前半と違って、市議単位になると立候補者数も断然多い。選挙カーもバンバン来る。公報がなかなか来ないからポスター撮りに行ったんだが、うーむ。なんだこのなんとも言い難いアレ。ま、あのへんかあのへんかなぁ。
さて今年の花見まとめ、続いては初訪問スポットへ。

各停を降りたのは六甲。ここでバスへ乗り継ぐ。

5〜6分に1本という運行頻度の高さもあってか、ロータリーで2本が待ち受けていた2系統。

系統番号の若さ(実質トップナンバー)が物語るように、神戸市バスの中でもとりわけ長い伝統を持つルート。市電が通れない急勾配を走るため、電車代替ではなく最初からバスとして作られた路線のひとつらしい。市内名所をあしらったシートもどことなく誇らしげ。

しばらく西へ進み、五毛天神というバス停で下車。1ブロック西へ歩くと、交差点からすぐに北西へと続く坂道。

「桜のトンネル」と呼ばれる道である。ただの通称かと思ってたら道標までバッチリあって驚いた。

車は下りの一方通行。ちょっと登れば見事なトンネル。坂の急勾配に加え、桜の背が高いこともあってかなり見応えがある。
この道を、週末昼間は30分に1本(平日は1時間に1本)市バスの18系統が通過する。それを観に来た。車内から観るのもさぞ壮観だろうけど、我々的には電車と一緒で外から撮る方を選択。

だがしかし。14時半頃に来るはずのバスが来ない。坂の上で傷んだ桜の伐採が行われた関係か(木を積んだトラックが下っていった)、ダイヤがやや乱れていたようだ。あまりに来ないのでトンネルの一番上まで登っていったところ、よもやのタイミングで遅れていたバス登場。桜がほとんどない地点で相対してしまった。あちゃー。
待ちきれなかったことを悔やみつつ、坂の上にあるバス停へ。

観ての通り摩耶ケーブル駅である。ここに来るバスのうち、18系統だけがトンネル経由。とりあえず別系統でも撮るか、と構えていると、想定外の事態に。

また市バスが来た。
あとで路線図をガン見してわかったことだが、18系統は上下線とも必ず摩耶ケーブル駅から桜のトンネルを経由していた。さっきタイミングを逃したのは六甲道行き、これは三宮行き。つまり週末は1時間に4回チャンスがあるってことすね。

と、いうことは。先回りすれば今度こそトンネルバスが撮れるのでは。大急ぎで坂を下り、トンネルが綺麗そうな位置に陣取る。

おーきたきた。空を埋め尽くす桜のもとに、ノンステップバス特有の明るい黄緑色のバス。

枝が張り出している関係上、普通サイズの車両はとても走りにくそう。器用に蛇行しながら慎重に下る。

こうしてバスは無事通過。いいものを観れた。神戸市が自ら推すだけのことはある。

でだ。ここは灘区。せっかくなので、近場を回っていこう。

桜のトンネルから1本東の道に出ると、摩耶ケーブルを経由する別のバス路線が通っている。市ではなく民営の「坂バス」。ちょっとしたコミュニティバスみたいな雰囲気。

目的地に一番近そうな「灘中央筋商店街」で下車。アーケード下まで入るとは驚いたが、市バスがカバーできてないとこを埋めるものがあると助かるね。

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