欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (20) Innere Stadt : 3

9月は2週連続3連休と、どっか遊びに行くのに最適な日取り。と思いきや、雨かーい。少なくとも今度の週末はほぼ雨っぽい。うーんどうしよう。そろそろネタのストックも減ってきたし、何かうまいこといい案が浮かべばよいのだが。もうちょい考えよう。
さて話を欧州旅7日めに戻しまして。

通れそうな道あれば覗き込み、そうでない通路もちょっと様子をうかがってみる。

現役の集合住宅か、それともオフィスか。多くのドアや、外から見えにくいところできっちり現代化を図ったエレベーターなどがちらり。

飲食店と路地があれば、そこはもうテラス席。あいにく今日もパラつく雨にも負けず、歓談を楽しむ人もあり。

Figlmüller の支店前では、今まさに食材搬入の真っ最中。きっとあのじゃがいもがシュニッツェルの付け合わせになるのだろう。ほんとヨーロッパってメインディッシュにすぐポテトつけてくるからね。

今度は北東へと方向転換し、さらにくねくねと小道を抜けて進む。思ったよりあちらこちらに飲食店が点在しているものの、まだランチタイム開始には早いのでどこも準備中。

見上げれば窓の形状にもいろいろある。二重窓が基本なのは、きっと真冬が寒いから。思い返せば10月ですらダウンコートがないと無理なくらいやったし。

窓そのものだけでなく、壁の装飾もそれぞれ。

そして注意喚起の標識や絵柄もまた国によってそれぞれ。言わんとすることがだいたい想像つくのは、文字に頼らない表現のいいところ。

クランクを抜けたところにまた教会があった。

両隣の建物とぴったりくっついているように見えるのは、実際に一体建設されているかららしい。

横を観ればウィーン大学の施設。さっき脇を通ってきた建物とつながっており、ここは書庫か何かっぽい。

西側の建物に沿って進み、Fleischmarkt という通りをしばらく行くと、なにやら雰囲気のある細道があらわれた。

ん? どっかで観たことあるなぁ、ここ。ウィーンを紹介する番組かなにかで。と考えながら前を通り過ぎ、振り返って気がついた。この角のお店が、15世紀創業のウィーンでもトップクラスの老舗・Griechenbeisl。予約必至という話なので今回は素通りだけど、きっとこの日も大勢の人で賑わったことだろう。

北のほうから大通りの気配。それもそのはず、Schwedenplatz の駅はもうすぐそこ。でもここはあえて雰囲気重視で細い道を進み、つきあたりを左へ。マクド・スタバ・ハードロックカフェと西側資本の香りが濃厚な区画を抜けて、南西へと進む。

なんとなく既視感を覚えて近寄ってみた店は、漫画や映画のグッズであふれていた。洋画のものも多いけど、よくよく観ればワンピにナルト、ドラゴンボールにセーラームーン、マリオもポケモンも見える。やはり二次元産業は相変わらず日本のメジャー輸出品のようだ。

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