欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (18) Innere Stadt : 1

岐阜実家から電話。またおすそわけかと思いきや、こっちの台風被害がどうだったか心配しての一報だった。つーかむしろ実家の方が半日停電してたっていう。今年は全国津々浦々で何かしらあれこれ天災だからなぁ。どこにお住まいの方もご安全に。
さて欧州旅7日めは全体的に非鉄多めの観光モードで進んでおります。

リングに入ったらさらに乗り換え、国立歌劇場前へ。って、あれ?

ここも工事中かーい! とかく夏休みはどこへ行っても肝心の名所が微妙な状況にある、という事実を、どちらの国でもつくづく実感させられた。ほんと前回撮っといてよかったわ。

地下の自由通路で対岸へ。あ、この通路の名前が Opernpassage っていうのか。へぇ。1955 年、交通量の多い通りを横断しなくていいようにと作られたようだ。おかげさまで毎度お世話になっております。

ここで電気バス(パンタ上げて充電するアレ)に乗ってみようとバス停へ。しかし、様子がおかしい。なにか言いたげな張り紙もあり、しかも今日の15時云々と書いてある。もしや運休か。張り紙をガン見していると、地元のおばあちゃんが寄ってきて懸命に説明してくれた。まあ多分運休だったんだと思う。ありがとう、でもドイツ語わからんのです。
まあええわ。時間はたっぷりあるし、割り切って散策と行こう。

歌劇場の裏手で、不思議な信号を発見。歩行者信号のマークが2人連れ。しかもよーく観ると、いずれも同性カップル(右のがすごくわかりにくいが、赤信号時は間違いなく女性2人)。世間は広いな。

なお変わり種信号はお宿の前にもありまして、ちゃり特化型。無駄にリアルなのがよい。

中央のシュテファン寺院に向かって進む。

朝9時半の Kärntner Straße。店舗の開店準備で業務用車両がバンバン通る。

著名な繁華街といえども、この時間はそこまで人が多くない。あちこちで道の真ん中にテラス席が設営されているのが、いかにも夏らしい光景。

シュテファン寺院もよく観たら一部工事中。ここは前も何かしら工事中やったんで、そういうもんなのだろう。日光東照宮が常にどこか工事してんのと一緒か。

ここでひとつ、前回は周りきれなかった観光スポットを確認しておく。寺院からさらに北へ2、3分。

Ankeruhr(アンカー時計)という。渡り廊下に似た形状で建物をつなぐ独特の構造。20世紀前半、この建物を作った保険会社が時計も作り、焼失後に再建されて今に至る。

日常目にする時計のフォーマットとはだいぶ違うけど、よく観ると確かに時計。これで9時52分くらい。

毎時に対応する偉人があり、12組の像が循環して姿を現す仕組み。一応10時になるのを見届けてみたが、まあ普通に鐘が10回鳴って終了。12時に観るべきモノらしいので、また2時間後に来よう。

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