彼岸の里と北辰の星 (6) 聖地は斬新に
13 Mar 2016
先日、全巻まとめて大人買いしてもらったあの漫画。結局週末のうちに2人してガンガン読みまくり、あっさり読破。ただ勢いで流した部分とか、もうちょいじっくり読みたい箇所もあるんで、また読み直そう。
さて能勢ハイキングは後半の目玉スポットに到着。
しつこいようだがお寺です。ほら、日蓮宗って書いてあるし。でも鳥居。神仏習合のわかりやすい名残か。
そこはかとなく、お寺とも神社とも言えるような雰囲気が漂っているような気もする。
道なりに本殿をめざして歩いていると、途中で突然目に飛び込んできた建物。
なんだなんだ。またずいぶんと凝った造形で。
こちらは「星嶺」と名付けられた信徒会館。なので、中には信者しか入れない。しかし外から観ただけでもインパクトは抜群。この不思議な形状は、真上から観るとここの紋章の形になっているらしい。なお、妙見山で祀られている妙見大菩薩とは北極星でもあるので、星の形にも通じるものがありそう。
それにつけても、ガラスの多用といい、斜線だらけの骨組みといい、もはや現代アートの領域。たまに寺社仏閣って妙に突き抜ける時あるよね。
なお、建物の周囲は展望台になっており、リフト上からも見えた川西の住宅街がさらに広がっていることもよくわかる。
で、その先にあるのが山門。ここを入れば本殿などがある。
ただ、くぐろうとしてひとつめんどくさいことに気づく。山門の柱になにか貼ってある。
えー。なんでこんなとこに県境。
帰宅後に地図を確認したところ、入口の鳥居から星嶺までの道と山頂の三角点は兵庫県、山門含む本殿と星嶺本体は大阪府、という極めてややこしい境界線が引かれていることが判明した。なんじゃそら。伊丹空港もびっくり。
まあともかく、ここまで来たからにはお詣りしていこう。
山門を抜けると目の前に階段があり、鐘楼以外は全部階段下にある、ちょっと不思議な構造。
一段低いところに集まった各施設を、丈の高い木々が護るように囲む。俗世間から離れたこの山頂で、さらに一段浄化されるような思いがしたのは、気のせいではなかったかもしれない。
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