その道はうどんに通ず (16) 庭園回遊・2

なんと、会社のお取引先がプレミアムフライデーを実施していたことが判明。実際にやってる企業初めて観たわ。社内でも「都市伝説だと思ってた」などと言われる始末。そんなことより明日からプレミアム9連休っすよ。
なわけで栗林公園の巻後編。次回おまけにて高松のお話は完結となります。

しばらく行くと大きな池があり、その周囲を歩いていく。

いい具合に島を作ってある。日本庭園を美しく整えるのって、独特のセンス要るよねぇ。

あいにくの雨は降り続いているが、雨だからこそのシーンもまた粋なもので。

林のエリアへと歩を進めれば、こちらでも赤と緑のコントラストに雨粒が輝きを添える。

そうはいっても中の人は大変ですね。と、すれ違った業務用車両に思う。アレが必要なくらい、この庭園は広いということか。

奥の方には、かつて実際におもてなしに使われたであろう離れの建物も。

静謐な佇まいと、最奥部の外がうかがえるほどの開放感が共存する空間。

ここでくつろぎのひとときを過ごした人も、木と石と水が織りなす絵画のような景色をこうして眺めたことだろう。

また少し距離を置いた位置には、これまた落ち着いた空気に囲まれた茶室。

緑に囲まれ、喧騒を忘れていただくお茶は、また格別かと。

茶室へと渡る小川の中に、つくばいが設けられていたのも興味深い。

ふぅ。なんだかんだでだいぶ歩いて、終盤にやってきたのは瞰鴨閣というあずまやのような場所。

見えているのは「群鴨池」。どうやら文字通り鴨が集うのを意図しているようだったが、その目的が出口付近にて判明。

ここは鴨場だったらしい。こちらの鴨引き堀に鴨を誘い込み、網で捕獲するという次第。同様の手法を宮内庁でもやっていると解説展示があり、妙に畏れ多い気分になったとかなんとか。

そんなこんなで、雨にも負けず見学終了。晴れてればさらに絶景が望めたであろうが、まあそれはそれ。

こうして高松のいろんな表情を楽しんだところで、一路帰宅の途についたのであった。

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