神様と歩くみやこ路 (4) 街の奥の静謐

はつねオフ(はつね言うな)というか、なんだかんだで現場に集まっちゃった皆様おつかれさまでした。思ったより人がいてびっくりした。ま、考えることは同じか。
さて今日の更新っと。今まで知らなかった京都探訪はまだまだ続く。

昼時の京都なんて、まともにレストランに並ぶ気がしない。京都駅構内の立ち食いそばで手っ取り早く昼食を済ませる。
さて、所変わって今度は嵐山。

JR で来たのは初めて。途中駅もやたら綺麗に整備されていて驚いた。

歩くこと10数分、ひなびた景色が広がるエリアにさしかかる。

奥に見える茅葺き屋根は落柿舎というらしい。ここらは人力車の巡回コースになっているようで、この後何度も見かけた。

振り向くと今年旬な像もあったりなんかして。

そこからさらに歩くと、見上げるほどの木々に囲まれてひっそりとたたずむ小さな屋根が見えてきた。

旦那さん推薦スポットその2、こちらは祇王寺。平家物語にも登場するが、自分がその名を知ったのは某漫画の方が先だったというのは秘密。

おりしも、我々のすぐ前を着物のおねえさんたちが歩いており、期せずして粋な演出をもらった気分。

一歩足を踏み入れて目を奪われたのは、見事に苔むした庭。

さしこむ光が、緑の絨毯に表情を与える。

もみじはまだ青かったけど、それが陽光に透き通るのもまた良いもので。

空を覆う竹林を仰ぎ見る。

大きな社寺と違って派手さはないけれど、よく手入れされた緑の世界の中にちょっとしたアクセントを見つけては風流を感じる、なんだか心穏やかな空間だった。

こういう渋い場所がツボに来る人でよかった、と旦那さん。

祇王寺を出て、同じ道を戻る。

紅葉探しというのもあったけど、目的はもうひとつ。昼がそばだったこともあり、14時過ぎの段階でもなんだか小腹に入れたい気分。

極小サンプルを飾る店など、いろいろ物色しつつも、初心を貫くことにした。

いや、ほら、途中で見かけた「だんご」の3文字が忘れられなくって。だんごと抹茶のセットをおいしくいただいた。

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