欧羅巴行進曲 (41) 第三楽章/Staré Mesto

旦那さんの仕事終わりに待ち合わせて、梅田界隈のイベントを覗きに行ってきた。ささやかなものかと思いきや、意外にもかなり本格的。歩くだけでも結構楽しかったので、ついついお財布のひもも緩んでしまったわけで。
さてブラチスラバなんですが、またしても寄り道モード突入。

電車に再び乗って移動するつもりだったんだけど、待つうちになんとなく気が変わる。今いるのは旧市街の最寄り地点。旧市街が観光地になっているのはウィーンと一緒。そして時刻はもうすぐお昼。てことは、この近辺で食事処探した方が食いっぱぐれなくていいんじゃ?

てことで、そちらへ向かう道を進むことにした。

入口の時点で既に素敵な街並の雰囲気が漂っていたが、それは進むほど濃厚に。

店の看板も嫌みなく溶け込んでいる。

左の建物が随分立派やなと思ったら、これはプリマティア宮殿といって大司教が使っていたものらしい。

中心部は車両乗り入れを行っていないようで、かわりにちゃりに乗る人もいるのだろう。

宮殿前の小さな広場を通過し、さらに細い路地を抜けると視界が開ける。ここは旧市街の真ん中にある Hlavné námestie(中央広場)。

囲む建物がいずれもなかなかカラフルである。緑と黄色は人気なのだろうか。
右奥にあるロランド噴水という水場は、かれこれ400年以上前からある市内最古の公共水汲み場だそうで。その話自体が、広場そのものの歴史の古さも物語っている。

ひとつの建物の入口に、なんか日の丸っぽいものが見える気がして近寄ってみたら、やっぱり日の丸。さらには菊の御紋まで。まさかの日本大使館だった。随分いいところにあるなぁ。

この手の古い町並みにつきものの「近代化との折り合いの付け方」を感じる一コマも。

さっき宮殿の広場からも見えていた塔は、隣の建物も含めて旧市庁舎。

現在は博物館として保存されている。異なる様式が混在しているのも興味深いが、ところどころに施されたモザイク模様が特徴的。

飲食店らしきものも、ちらほら見受けられる。もうちょっと探してみるか。

広場とその周辺には、なぜかこのような像があちこちにあった。こちらは気のいいおっちゃんといった風貌だが、実在人物がモデルらしい。

一方、マンホールから顔を出す不思議な像も。どうやらこれも先の大戦関係で、下水管に身を隠す人がいたことにちなんでいるようだ。この街にはさりげなく近代史がひそんでいる。

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