欧羅巴行進曲 (41) 第三楽章/Staré Mesto
11 Dec 2015
旦那さんの仕事終わりに待ち合わせて、梅田界隈のイベントを覗きに行ってきた。ささやかなものかと思いきや、意外にもかなり本格的。歩くだけでも結構楽しかったので、ついついお財布のひもも緩んでしまったわけで。
さてブラチスラバなんですが、またしても寄り道モード突入。
てことで、そちらへ向かう道を進むことにした。
入口の時点で既に素敵な街並の雰囲気が漂っていたが、それは進むほど濃厚に。
店の看板も嫌みなく溶け込んでいる。
左の建物が随分立派やなと思ったら、これはプリマティア宮殿といって大司教が使っていたものらしい。
中心部は車両乗り入れを行っていないようで、かわりにちゃりに乗る人もいるのだろう。
宮殿前の小さな広場を通過し、さらに細い路地を抜けると視界が開ける。ここは旧市街の真ん中にある Hlavné námestie(中央広場)。
囲む建物がいずれもなかなかカラフルである。緑と黄色は人気なのだろうか。
右奥にあるロランド噴水という水場は、かれこれ400年以上前からある市内最古の公共水汲み場だそうで。その話自体が、広場そのものの歴史の古さも物語っている。
ひとつの建物の入口に、なんか日の丸っぽいものが見える気がして近寄ってみたら、やっぱり日の丸。さらには菊の御紋まで。まさかの日本大使館だった。随分いいところにあるなぁ。
この手の古い町並みにつきものの「近代化との折り合いの付け方」を感じる一コマも。
さっき宮殿の広場からも見えていた塔は、隣の建物も含めて旧市庁舎。
現在は博物館として保存されている。異なる様式が混在しているのも興味深いが、ところどころに施されたモザイク模様が特徴的。
飲食店らしきものも、ちらほら見受けられる。もうちょっと探してみるか。
広場とその周辺には、なぜかこのような像があちこちにあった。こちらは気のいいおっちゃんといった風貌だが、実在人物がモデルらしい。
一方、マンホールから顔を出す不思議な像も。どうやらこれも先の大戦関係で、下水管に身を隠す人がいたことにちなんでいるようだ。この街にはさりげなく近代史がひそんでいる。
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