欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (16) Therme Wien

先日とは別のよく行くスーパー、平常通り営業中なのをネットで確認した上で昨日訪問。わりと普通に商品が並んでて安堵した。とはいえ、市内にはまだ停電休業や再開後の品薄など復旧しきっていない店もある。早くみんなが普段通りに戻りますように。
さて欧州旅6日め、ラストはまたまたくつろぎモードで。

目的地は駅徒歩1分どころか、出口のすぐ目の前にどんと構えていた。

2010 年オープンだけあっていかにも現代的なこちらの建物、Therme Wien。つまり温泉ですね。なに、ブダペストで行っただろうって? ま、温泉入り比べってことでひとつ。
ただ実を言うと、この行程は代替案が採用された結果でして。天気がよければ Wiener Lokalbahnen 乗って市外まで行って、温泉で有名な Baden 行ってついでに沿線撮影、というプランだったんだけど、雨予報を受けて中止。調べたら市内にも温泉があるとわかり、アクセスも良好ということでこちらに変更となった。

U1 の Oberlaa 延伸による最大のメリットとはコレである。観光客にとって当駅の存在意義は、温泉か、すぐそばの著名な洋菓子店(店名はズバリ地名そのまま “Oberlaa”)か、ほぼ2択ではないかと。

ここを運営する企業は、他にも病院やリハビリ施設などを手がけており、この館内にもリハビリ区画があるようだ。我々は普通に温泉利用で、いざ入場。

いきなり見切れてて恐縮だが、これは出口。入口はもうちょっと右側にある。
まず入場料を払おう。大まかなシステムとしてはセーチェニ温泉とさほど変わらず、キャビンとロッカーがあることまでは把握していた。それを踏まえて同様に「1キャビン、1ロッカー」と伝えると、窓口のおねえさん曰く「2人でキャビン使うならロッカー代は要りませんよ」え、そうなん? 結果、1人はキャビン料金(22ユーロ)、2人めはロッカーよりわずかに安い「同伴者料金(19ユーロ)」となった。そういう枠があるの助かるね。

例によって腕時計型 IC チップを受け取って、下フロアのキャビンエリアへ。

我々はスルーしたが、貴重品が気になる人は、階段降りてすぐのロッカーを使うのもありかと。

確かキャビン番号は IC チップに書いてあったと思う。

ふむ、新しいし民営なこともあってだいぶ綺麗やね。

キャビンの広さはこっちの方がちょっとだけ広いかな。使い勝手とか、天井に網があるとかは概ね一緒。

肝心の(?)ドアについては、筒状のでっぱりの先端にチップをかざして鍵を開閉。内側からは普通に鍵を閉める。迷う余地はそんなにないかと。

今回は荷物を気にせず心おきなくくつろぎたかったんで、あえてスマホもカメラも持ち込まなかった。ので、現地がどんなんか観たい方は公式サイトでどうぞ(丸投げ)。我々は概ね以下の区画を利用。

  • 大きな窓から庭が見える、広くて開放的な室内エリア
  • 晴れていればさぞ気持ちいいであろう屋外エリア
  • 落ち着いた照明に滝が流れるオトナ限定エリア(静かに入るためであって深い意味はない。たぶん)

他にもサウナやら飛び込み台(!?)やら盛りだくさんだったようだが、プールでだらだら浸かっているだけで地味にしっかり温まる。やっぱりちゃんと温泉なんやな。あとセーチェニほどごった返しておらず、客層は地元民の方が多め。欧風スパでのんびり、という意味ではこちらの方が堪能できたかもしれん。

なお、残念ながら屋外エリアに出たらしばらくして雨。さっさと屋内に引き上げたところ、最終的にはかなりの本降りとなった。U1 の出入口と当施設の屋根がつながっていなかったことが大変惜しまれる。

地下鉄を乗り継いで西駅に戻り、駅ビルで焼きそばを夕飯に。水とビールと炭酸りんごジュースをスーパーで買って、部屋での晩酌にてこの日は終了。風呂上がりにシュワっとやるのはうまいね。

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