輝けるなにわの冬 (2) 大通りの上で・前編

冬撮り前夜。自分の決断力のなさと人の優しさになんだか泣ける。ええからはよ寝ろって?
大阪電飾祭りの続きがあるので先にそっちを。第2弾は御堂筋イルミネーションの巻。2日に分けてだいたい制覇してきた。

久々にほぼ定時で仕事が終わった月曜日。地下鉄に乗って帰るため、御堂筋まで出て、足が止まった。

うわ!
ここがイルミネーション実施範囲に入っていることは判っていた。が、実施期間はよく覚えていなかった。そうか、東京で遊んでいる間に始まっていたのか。
こないだまで真っ黄色のドレスをまとっていた銀杏並木はそれを脱ぎ捨て、御堂筋を光の回廊に変えていた。

よく観れば、植え込みもその輝きに参加中。

気づいたらすっかり撮りスイッチがオンに。会社を出た段階では「寒いからさっさ帰ろ」と思ってたはずなのに、不思議なものだ。でも同じことを考える人が大量にいるから、歩道もやけに混んでいるのだろう。

信号でふと振り返る。車道は南への一方通行となっているこの区間。北から眺めれば、テールランプもまた「赤い電飾」となって街に華やぎを添える。

次の横断歩道を渡れば淀屋橋のたもと。銀杏による光の柱はここが北限。と受け取るのはわたしが南から歩いて来たからであって、本来は北から入ることを想定しているのだろう。だって、ほら。

WELCOME TO MIDOSUJI。こちらが入口なのだよ。

それからしばらくルネサンスの方を巡って(その結果が昨日の記事)、1時間足らずで帰還。

さっきはけやき並木のアーチに気を取られて目に入らなかったけれど、こちら日銀も公会堂に負けず劣らず美しいたたずまい。信号で人と車が足止めされている一瞬の隙を突いて、その姿をとらえる。

振り返ったら、おけいはんの駅もほんのり青く。
この時点では情報不足で知らなかったが、晩夏に我々の度肝を抜いたあの特大アヒルが再び降臨したらしい(イベント的にはルネサンスの一環)。仕事帰りに天満橋まで歩くのはちょっとつらいので、平日に行けるなら電車利用かな。

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