なにわ、夏の片隅 (2) 隠された懐古

今週末の予定は白紙。髪切ったり片付けたり、少しゆっくりするかなー。
さて、先月末の話の続き。せっかくなので、スカイビルで撮り漏れていた部分も記録してきた。初めて足を踏み入れたエリアも含めて。


エレベーター扉上部にはこんな表示。

いつ観ても SF 映画のチューブのようなエスカレーター。

最上階の屋外へ出る前に、ちょっとロビーで涼をとった。

実はこのとき、時刻は10時過ぎ。営業開始直後だったため、土曜にもかかわらずほぼ無人の瞬間があった。

いかにもカップル対応のラブラブアイテムが転がっているが、そういうのには釣られない、いい大人(多分)。

時期的には旧暦七夕の少し前のこと。

空中庭園へ向かう通路でもこのように飾り付けが施されていたが、もっと風情を感じる場所があったことに気づいたのは、展望台を降りて水分補給にカフェを探していた時だった。
地下に潜ると、…おや?

滝見小路、という名で目の前に待っていたのは、なんだか昭和の香り漂う空間だった。観た瞬間、「これは撮らねば」スイッチが入ってしまった。ついさっき片付けたカメラをまた取り出す。

場所を間違えたかと思ったが、ドトールはこっちと確かに書いてある。行ってみよう。

見上げればこちらも七夕仕様。

通りには、そこらじゅうに時代物が転がっていた。

首をかしげるビクターの犬。

ホーロー看板。現在郊外でたまに見かけるこの手の物は大抵朽ち果てかけているが、ここのはどれも綺麗。復元したのか手直ししたのか、綺麗なうちに引き取ったのか。

冷たい飲み物で元気を取り戻した後、再びレトロ空間に突入。

妙に気になって撮ってみたきつねさん。

金鳥のこのタイプ、うちがとっても小さい頃はギリギリ現役で近所にあったかも。

屋内に置けちゃうコンパクトカー。
ちなみに背後の郵便局は本物。近くに置いてあった赤い円柱ポストも現役だった。

しかし意外やったなぁ。普通にコンテンポラリーなビルの足元がこうなっているとは露知らず。普段の行動範囲と離れてるから、気づけなかったのかも。

思いがけず楽しいひとときを得て、スカイビルを後にする。

アーチの向こうに覗く JR 駅ビルも、外見は随分と完成に近づいてきたように見えた。

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