実録・おひとり様物語 発見編 (3) 粉吹雪きらめく

堂本的には彼女の例の発言問題はスルーってことでよろしいでしょうか。と、宿付属コインランドリーの TV に思う。個室じゃないんで音量上げれんかったけど、とりあえずパッドっぽい音担当だったんかな。思わぬところ(大サビ直前の一瞬)でアップになってちょっと焦った。

さて、関東在住の皆様、雪の中どうしていたかしらん。

朝、見事に寝過ごした。はっと気づいたら10時。他の部屋を掃除する音で目が覚める。まぁ日曜だから最上階のバイキングはまだやってんだけど、でもなぁ。1500円高いよなぁ(朝食付いてないプラン)。
あ、そうだ。
思いついたので行っちゃった。


都庁。
既に中庭は白く染まりつつあった。早速展望台へ。しかし、そこで待っていたのは予想以上の光景だった。

すげー! 窓の外が完璧に白一色!
…要するに、吹雪しか見えないという話。周囲はビルだらけなのに、どの方向を観ても正面に何も見えない。見えなすぎて逆に珍しいわ。

そんな中、一応見えるものもあった。

南展望台から観た北展望台。すぐそこにあるはずのものすらこの始末。

そして眼下には議事堂の屋根。てか、基本的に下ですらこれくらいしか見えん。ちょっと吹雪が強くなると消える。向かいにあるはずの京プラすら影も形もない。

景色に大差ないのは想像の範囲内だったが、なんとなく北展望台にも行ってみた。真っ白な窓際のカフェでケーキセットをいただいたら、ぼちぼち駅へ向かう時間。

枯れ木に花が咲いたような光景をちらりと観て、階段を下りた。

しかし、これだけものすごい(関東基準で)吹雪の中、何故都庁まですいすい来れたか。
実は、宿と都庁は地下で繋がっていたのだ。おかげで、都庁経由で西口まで一度も濡れずにたどりつけた。そこを選んだのは他の大きな理由からだったのだが、まさかこんなところでプラス点がつくとは。

西口ロータリーの一角が、吹雪の斜め度を物語っていた。

そして、ロマンスカーがこぞって運休となった小田急で着いた先にも、白い高架。

数時間にわたって病院にこもっている間に、雪は雨に変わっていた。何もわたしが上京中に降ることはなかろう、とも思ったけど、たまにはこんな東京もいいか。

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