森のりすくん

雨ですのぅ。これじゃ出かけられんので、ちまちま更新でも。
旦那さんの実家には数週単位でちょいちょい伺っている。昨日もその日だったのだが、せっかくなのでその前にひとつ寄り道していくことにした。

二重扉を抜けると、すぐそこにいた。

掘ってます。
ここは市民の森。何市かというと、さいたま。大宮エリアにある「市民の森」の中に、りすばっかりいる「りすの家(うち)」という区画が設けられている。柵で囲われた中、りすだけ放し飼い。だから逃げないように二重扉なのである。

さっき掘っていた土は、実は人間向けの通路。でもりすは構わず通るようなので、こんな看板が。あ、はい、気をつけます。

後で来た係の人の説明によると、今はまさにたくわえ期。木の実等をガンガン食べ、貯蔵分は土に埋めまくって、冬に備えている頃なのだという。

確かにあっちこっちで、どんぐりをおいしくいただいている姿が次々と目撃される。ある者は葉っぱに隠れ、

ある者は悠然と岩の上で。

りすも慣れたもので、人間が一生懸命レンズで覗き込んでいる中、意外に平然と食べ続けていたりする場合も。しかし手が器用である。細かい動きが相当できるようなので、前足というよりは手と呼びたい。

そこへ係の人登場。バケツ抱えて曰く、これからごはんの時間です。おや、これはいいタイミング。

アルミの器にどんぐりや細かい木の実の欠片等を入れると、即座に四方八方からすごい勢いでりすたちが集まってくる。食べやすいからか、欠片の方がまずは先に売れる模様。

そしてどんどんつめこみつめこみ、頬袋は見事にぷっくり。元の顔の倍くらいにはなっているかと。よく入るなぁ。

しまいには器の中に入り込み、その場でどんぐり分解開始。両手でくるくると回しながら、前歯で上手にむいていく。

えさ場に居座る子も結構いたが、ごはんをとりあえず持ち帰って、あとはそれぞれ好きな場所で食べるのが主流っぽい。

たまに食べながらその場で静止して、カメラマンにサービスタイムをとってくれる場合も。

一方、係の人は場内をぐるりと歩いて、こまめに設けてあるえさ場にどんぐりを補充して回っていた。

と、なんだかんだで30分少々。地味に結構楽しいスポットであった。

しかも市の公園ということで入場無料。駐車場も勿論無料。さいたま市民じゃないけど、恩恵にあずからせていただきました。

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