OtiS IV

最近更新が滞りがちなところアレですが、明日からしばし秋休みをいただきます。当初想定と違う話がすでに浮上していたりして予定が立てにくいところもあるんで、割り切って臨機応変な心構えで。って前回も前々回も似たようなこと言ってた気が。
なわけで彼岸京都ラスト、銀閣寺後編。

南禅寺同様、ここもやはり山裾に位置する。

高低差を使って小さな滝が設けられていたり、地面は一面苔に覆われていたり、山の一部を景色にうまく取り入れている。

そんな山を東に、開けた空を西に眺める環境。今でこそ観光客の往来で賑やかなもんだが、当初はさぞ静穏であったろう。

山道を使うと、高いところからの景色を楽しめるようだ。ちょっと行ってみよう。

やや急な崖の足元には、ささやかに水が流れる。「お茶の井」というくらいだから、この水でお茶を点てていたと思われる。そもそも創建当初ここは寺ではなく、足利義政が別荘として作ったわけで、茶の湯関連施設が必要なのは納得やね。

しばらく坂を上ってさらに進むと、木立の合間が開けたところに出た。人垣ができているから、どこがベストポジションなのかはすぐわかる。

さすがに庭園は足元すぎてほとんど見えないものの、境内の建物がある範囲がだいたい視界に入る。外界から隔絶するかのように、四方を木立が囲む。市街ははるか奥。御所などの重要施設は、小高く細長い山に隠れて見えない。
義政はここを隠居の地として選んだ。都の喧騒から距離を置き、心穏やかに過ごすことを強く望んだようだ。そのためには、物理的にも近すぎず遠すぎず、たまたまとはいえ衝立となる自然の造形もある当地は、まさにうってつけであったに違いない。て、もっともらしいけどほぼ何かの受け売りで言ってみる。
そんな境内と遠景が、木々の額縁にすっぽり収まっていた。

最後に山道を下って、数年前に大規模な修復が行われたという銀閣のそばまで。世界遺産であり国宝でもある。これまた人垣ができており、写真に適した立ち位置がわかりやすい。

一応水鏡らしき状態。夕方ゆえかなりの逆光だが、細かいことは気にしない。
それにつけても確かにちょっと不思議な形状。1階は池を望む東が正面、2階はなぜか南が正面だと言われている。どこから観てもだいたいどの面も一緒に見える金閣とは随分違うもんだ。

なんにせよ、実物をようやく拝むことができてよかった。

京都、特に東山方面に足を運びやすくなったのは、交通機関の変化もひとつの理由になっているかもしれない。当家からは2回乗り換えてでも積極的に使いたい、便利な電車が走っている。

以前乗ってとてもよかったので、京阪特急プレミアムカーおかわり。今回は往復コレを使った。復路が停車駅の少ない快速特急「洛楽」なのは、単に先発で座席が取れたから。

よく歩いた足をひととき休ませ、あとは梅田で早めの夕食をとって帰宅したのであった。

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