台湾に行きたいわん (14) 彰化/交通樞紐

いいかげん夏物カーペットを片付けるべく、洗えるタイプなのでコインランドリーに持ち込み。はいいとして、洗ってる間のひまつぶしがいつも困るのよ。最寄りのファーストフード屋、Wi-Fi 使える席があまりにも少なすぎ。長居すんなってことすか。
さて台湾3日め、車庫見物のついでに駅でも見物。

来た道を駅まで戻っていく。

彰化市は台中と隣接している。台中は台湾でも2番めに人口の多い市(1位は台北ではなく隣の新北市)なのだが、さらにその隣となると人口も1桁小さく、いかにも地方都市らしい趣が漂っている。

さすがにこの街では現地語ができないと厳しそうではある。昼食を新烏日でとった理由のひとつ。

駅前は駅舎と合わせて整備したのだろう、日本の地方都市に近い規模感と設備。

乗り入れ車両の動線がきっちり分離されているあたり、几帳面なところも併せ持っているのかも。

駅のすぐ隣にある建物、警察署かなと思ったら鉄道警察だった。

台中を出る高鐡は16時。駅に戻ってきた時点で14時半頃。ちょっとばかり駅で遊んでいく時間は取れそうだ。

帰りの北行き區間車が出る時刻を頭に入れようと発車案内を観ると、おやおや自強號がもう来るじゃないですか。しかも上下いっぺんに。どっち行こう。

幸い、先発の北行き列車が出る前になんとか間に合った。さっき新烏日では柱ガンガン刺さってたから、後追いとはいえ多少すっきり撮れて安堵。

そしてラッキーなことに、上下線の顔がちょうど並ぶところも拝見できた。きっと当駅が行き違い地点として最適なのだろう。
新車投入が進む中、直接の置き換え対象ではないにしても、現役最古参型である以上は遠からずその時が来る。とりあえず1回は現役時代に間に合うことができてよかった。

ふぅ。いったんホーム中央部に戻り、ベンチで一息入れつつ區間車を観察。

これが最新型の EMU900 型。現在増備が進められており、いずれは旧型車と入れ替わる見込み。

ベースは韓国メーカーながらも、走ると東芝の音がする模様(インバータが同社製)。

来るときに乗ってきた EMU700 型。

ドアの開閉状況インジケータ、そこにつけるのか。ちなみに当駅、1番線に入った電車は関西でときどき見かける「両側ドア開放」をやることがあるようだ。

当家が2番ホームに陣取っていたのには理由があった。さらに待機中、ホーム上の掲示物(業務用:一般客にも丸見え)を読んでいたら理由がもうひとつ増えた。さてどっちが先に来るか。

2つの列車はほぼ同時刻にやってきた。タッチの差で先に着いたのが新自強號、目下増備中の EMU3000 型。

どっかで観た感がすごい。それもそのはず、日立製。窓や LED のサイズ感が見覚えありすぎるのよ。

その停車から30秒もしないうちに、我々がいるホームにもう1本列車が到着。当駅止まりゆえ電光掲示には現れず、掲示物のおかげで把握できた。結果、期せずして2形式競演に立ち会えた次第。

日立 SiC の音を響かせて去る新自強を見送ったら、區間車の到着に備えて3番ホームへ移動。ついでに鑑賞会。

白地に真っ赤な顔が特徴的な TEMU2000 型、普悠瑪号。こちらは日車製。歴史的経緯を差し引いてもなお、旅客車両にもまた日本メーカーとの縁深さを感じさせる光景だった。短いながらも濃いひとときを経て、このあとすぐの區間車に乗り込む。

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