欧羅巴行進曲 (63) 第四楽章/Cafe Imperial Wien

各種アプリの整備やら色調整やらを経て、やっと新環境に慣れてきた。が、作業で一番使うソフトにてかなり決定的な不具合が発生することも判明。直しようのない現象らしいので、ある程度あきらめて使うしかないっすな。
なわけで引き続きウィーンの水曜日終盤、お食事とかあれやこれや。

日が沈んでもなお昼食の満腹感が若干あったので、夕食はおやつ程度のものにしよう。

目星をつけた店へと向かっていると、交差点のど真ん中を馬車が通過。滞在中に見慣れたとはいえ、こういうのが日常的に走っているあたりはやはり観光都市である。

で、どこでスイーツをいただくかと言いますと。

どーん。泣く子も黙る(?)ホテル・インペリアル併設のカフェである。先日おなかいっぱいになった Café Schwarzenberg とはリングを挟んでお向かいに当たる。

さすがというかなんというか、これまでのカフェとは比較にならないほどの格調高さが外観からも漂っており、入店までには相当緊張。おそるおそる側道沿いの小さな入り口から入り、奥から来たウェイター氏に通してもらう。

しかしいざ入ってしまえば、電話するおっちゃんやら店員と談笑するおばちゃんやらで案外和やかなもんだった。一見スカスカなのはひとえに平日だからだと思われる。

お飲み物はお約束のメランジェ。そして、まだ食べていなかったウィーン名物 apfelstrudel(アップルパイ的なもの)を注文。非常にバランスのよい味でおいしゅうございました。旦那さんは別のちっちゃいケーキを頼んでいたが、そちらもナイス。
なお余談だが、クレジットカードでお会計の場合は日本円決済も可能。ユーロとどっちが得なのかは時期次第か。

ほどよく満足したところで、目の前には線路。ちょっと撮ってくか、と再び一眼を取り出す。しばらくして電車登場。遠目に観た時点で旧車だとは判ったが、なんか違う。はて。

!?

思い出した。月曜のカフェでのんびりしてる最中、なんか違う旧車が通ったんだわ。あの時は正体不明のまま終わってたが、コレだったのか。なるほど。
Sonderzug とは「臨時」。そしてその下に記された Wiener Tramwaymuseum は、我々が訪れた Verkehrsmuseum とはちょっと異なる組織らしく、貴重な車両の動態保存などに尽力している団体のようだ。

こんなとこで撮ってる日本人は少々珍しかったのであろう。運転士のおっちゃんも車掌のおっちゃんも、こちらをガン見しつつ通過。

ちらりと見えた車内は、営業運転している世代よりもさらに木の比率が高く思える。実際に乗ることができたらさぞかし良い雰囲気であろう。

右折するまで見送っていたところ、広告枠には「あなたも電車貸し切ってみませんか」的な文言も見受けられた。

貸切運転自体は日本でもちょいちょい行われているが、毎日こうして PR と動態保存を兼ねて動かしているのかと思うと、さすがヨーロッパの鉄道文化は歴史の長さが違うなと改めて実感。

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