欧羅巴幻想曲 I ミラノ、商業の都 (26) Stazione di Milano Centrale : 3

3ヶ月先の検診をひとつ予約。ざっくりした健康診断ではなく、再検査で通った専門科は、検査クリア後も同じ病院で引き続き診てもらうことにしている。その方が前との比較もできて精度上がるらしいし、かかりつけがある方が何かとよかろう。
さてイタリア旅4日めのスタートは、ミラノを出るところから。

今日は朝から大移動。にわかにビジネス風の日本人が増えた朝食会場でなるべく早く食事をとり、身支度が済んだらさあ出るぞ。駅前ホテルさんお世話になりました。

駅徒歩1分は強い。あっという間に改札階。えーと、乗るやつの表示はどこだ。欧州あるある「発着番線が直前まで決まらない」はさておき、改札ゲートもいちおう指定があるっぽい。
通行の邪魔になりにくいところに立って、発車案内をガン見。まず発車一覧が全3ページの時限切り替え表示。当該ページが回ってきたと思ったら、詳細部分は途中停車駅が延々と流れていて、なかなかゲート番号が出てこない。しばらく待って、ようやく特定。

わりとすぐそこの E ゲートだった。きっぷは自宅でネット購入、PDF を印刷して持ってきた A4 の紙。ゲートの係員氏に見せると、さらっと眺めただけで通してくれた。改札といってもあくまで「乗客であることを確認」なだけで、ハンコ押したり穴開けたり、ましてや QR コードをスキャンなどするものではないようだ。

て、勢いで入っちゃったけど、発車まであと45分もある。

堂々と中に入る数少ないチャンスだし、とりあえず構内あれこれ眺めて待つか。

平日朝らしく、いかにも通勤車まるだしなオール2階建て車両 Vivalto シリーズ。この塗装は Trenitalia 版(色違いの Trenord 版もいる)。

こっちは Trenord と SBB(スイス)の合弁会社、TiLo の電車。車両自体はものすごく既視感。欧州あるある、ヘルシンキにもブダペストにもいる Stadler の Flirt さんですね。

と眺めているうちに、ちゃんと撮りたい欲が湧いてくる。やっぱ一眼出そう。

このあと乗ることになっているのと同型の ETR500 と、スイスからお越しの ETR610。

以前は別のスイス&イタリア合弁会社 Cisalpino が所有していたのだが、会社自体がなくなって車両はスイスとイタリアに均等配分。のうちのスイス勢が、紅白のスイス色をまとっている。イタリア勢にものちほど別の場所でお目にかかることとなった。車両自体はもともとフィアットの鉄道部門が作っていたところ、部門ごとアルストムに買われて今に至る。
このへんの知識は今回書くにあたって調べ直したが、とある海外鉄道系動画(新作が出ると2人で拝見)で覚えたともいう。

大屋根の下には、国内2社の赤い電車が今日もずらり。

italo もいれば Frecciarossa もいる。

朝だからか出入りは激しい。観ている間にスーッと片方発車していく。

ETR575、これもアルストム製。車両の出どころはドイツもあればフランスもある、ある意味ヨーロッパらしい空間。

で、そこの ETR400 は9時半発のローマ行き。じゃ、さっき奥に見えたアレが当家の乗るやつかなぁ。

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