欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (7) Bahnhof Wien Meidling : 2

今年も実家から桃が届いた(正確には親戚から実家に毎年来る分のおすそわけ)。今日早速食べてみたところ、とっても甘くてうまいのはいいとして、だいぶ熟しきっておりまして。こりゃ早く食べ切らねば。2人で8個食べるのって意外とかかるんすよ。
さて欧州旅6日め、引き続き駅撮りタイムの巻。

前回ちょっと触れた通り、中央駅を経由する長距離列車の大半は当駅も経由する。よって、初めての撮影地ながら停車中に落ち着いて撮ればいいのでお気楽モード。
発車案内をチェックしたところ、どうやら主要な花形列車は5番線を使うようだ。てことで、撮影中はほぼ4番線に張り付き、自動放送に耳をすませては次の列車が着くのに備える。

最初に写真に収まった高速列車は Railjet さん。時刻表とは若干合わんけど RJ 71 かな? だとしたらプラハからグラーツ行き。

おっ、ICE さんじゃないですか。フランクフルト行きの ICE 28。特にウィーン乗り入れ車は基本的に ICE-T で統一されてる模様。やっぱ名車だよねぇ。

おそらくこれは RJ 162。我々がブダペストから乗ってきた62と同様、空港〜フェルトキルヒ+ブダペスト〜チューリッヒの連結による長大編成。単独編成とどのくらい違うかは1枚目と比べてもらえれば。ざっくり計算で山陽新幹線の8両と16両みたいなもん。

旅客用の時刻表ではわからない運用も、もちろんございまして。

合間に回送が挟まることもたまにある。あれは Nightjet 用車やね。今夜の運行に備えてのことか。

貨物も来たよ。ご覧の通り撮影には適さない方を通っちゃうんで、概ね観てるだけ。広いヨーロッパの運び屋はやっぱり編成長め。

何が入っているかいかにもわかりやすいタイプのコンテナこそなかったものの、まとっている色やロゴマークは多種多様。いろんな国がレールでつながっているし、欧州は環境保護にもうるさいから、鉄道貨物の活躍場面は多そうな気がする。

せっかくなので、近郊列車もちょこちょこチェックしつつ、特急とかぶらないことを祈りつつ。ものによっては無事撮った直後に背後から入線、事なきを得た列車もちらほら。

わかりにくいけど CityShuttle。元からどの車両もでかいとはいえ、2階建ての迫力はやはり目を引く。

そして、日本でいうと国鉄世代にあたるであろう古株 4020 形もふつーに走っている。そこそこ編成長もあるし、基本的には市内運行で完結する S-bahn を担当している模様。コレの置き換えを Talent や Cityjet で、と考えてるのも納得。

我々も本来なら中央駅まで Cityjet に乗ってみたかったんだが、いつ来るかわからんので結局この旧車に乗ることとなる。

ただ、これはこれで味わい深いものがありまして。なぜかオレンジの壁とか、進行方向に向かって立つ想定のつり革とか。オレンジ壁は更新車の特徴らしいが(オリジナルは緑)、いずれにせよいつまで走っているかわからないので、乗っておいてよかった。
てことで、ひとしきり撮ったところで中央駅へ移動。なお「市内区間」のため、ÖBB 路線だけど Linien のフリーきっぷで乗れちゃうのがおもしろい。大阪メトロのエコカードで環状線乗ってるようなもんだよ。そこはやはり、市内交通に対するヨーロッパ流概念の為せる技か。

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