欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (8) Wien Hauptbahnhof : 1

ご近所スーパーがセルフレジ導入に踏み切ったのを今日知る。海外スーパーで経験済だから楽勝かと思いきや、右から左へスキャンしつつマイバッグへ手早くしまうのが意外と大変。今後みんなが慣れていけば、同店名物長蛇の列も少しは緩和されるかな。
さて欧州旅6日め、撮り鉄会は舞台を別の駅に移してまいります。

S-bahn で中央駅に着く場合は基本的に、長距離列車のプラットホームが集まる本体からちょっと北側、旧市街寄りにシフトした地下ホーム1・2番を使うことになる。我々が乗車したのは東行きなので2番線到着。

降車後、CityShuttle 等とおそろいカラーの更新車さんをお見送り。

せっかくなので、地下ホームに来るものをしばし観察。すると。

またまた Cityjet さん登場。引きで観ると、車両の中央部と出入口だけでも低床化してバリアフリー対応したのがよくわかる。やっぱ滞在中に一度は乗りたいねぇ。

降りたホームへ次に入ってきたのは、Westbahn という私鉄。国鉄(ÖBB)の線路を借りて列車運行だけ担当する、ヨーロッパあるあるタイプの会社だ。その名の通りウィーンから西へ行く路線を持っているんだが、車両が Stadler の Dosto といって全車2階建。1列車あたりの定員を増やすことで、ÖBB より格安を謳っているに違いない。
それにしても、ただでさえでかいヨーロッパサイズの車両を2階建にすると迫力半端ないわ。

じゃ、そろそろ上のホームに行きますかね。

相変わらずの Railjet 祭り。当駅滞在時刻が各路線でかぶる傾向にあるのか、1本来たらもう1本、なこともしばし。

Meidling で見かけたけど遠すぎて撮れなかった、Cityjet 色の Talent さんもいた。近郊線は順次このタイプに更新していく計画のようだ。グレーベースの旧塗装より爽やかな感じでいいね。

そんな中、以前プラハで見かけたものを発見。

チェコ私鉄の RegioJet。ウィーン線は前年末から運行開始したばかりなので、もちろん我々がここで観るのは初めて。虎のような顔をした機関車は Siemens の Vectron。コレ以外であまり観たことがないような気もしたけど、実際には結構ヨーロッパ各地で採用されてた。自分たちの訪問エリアが偏ってることは認める。

で、やっぱり安さを売りにしている。プラハまで15ユーロって安いよ。と思って Railjet のお値段を同区間で調べたら、あちらは使いやすい時間帯(到着が昼前後)だけ倍以上高くて、朝晩は私鉄並みに安くなる、飛行機を思わせる価格変動スタイルだった。こっちは終日固定なのかもしれん。

このように入れ替わりでどんどん列車が来る時もあれば、大ターミナルといえどもトラフィックが途切れる時もある。

島式に5本並んだプラットホーム。一番端のホームから眺めれば、梅田でよく観る景色にも通じるものが。各線ちゃんと発車案内モニタがあるのは、列車数の多さとホームの長さ(同じものをコンコースまで観に戻るのが大変)を考えるととてもありがたい。

そうそう、渡航前に日本で知った「このへんの ATS 地上子はレールの外側にある」という豆知識を実地確認することもできた。理由は単純、車上子が車輪の外にあるから。ところ変わればいろんなものが変わるもんだ。

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