欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (14) Red Bull Air Race : 2
20 Jul 2018
こないだの連休はほとんど家にいたわけだが、いくら安全第一避暑のためとはいえ、やっぱりなんかこう時間がもったいない感は否めず。今週末は出かけようかなと。もちろん、商業施設が多い都会の利点を活かして屋内でね。れっつクールシェア。
では引き続き欧州旅、イベントのお話がもうちょっとありまして。
今日は通行止だから、明日以降にゆっくり観る時間を作ろう。
で、なんでここに降りてきたかというと、より近いところでエアレース決勝を観ようと思いまして。川沿いには細い針金のフェンスが張られているが、撮影に大きく差し支えるほどではなさそう。思い切ってフェンスに張り付いて待機。
国会も含めて、コースの大半が見える位置。これはこれで俯瞰とはまた違う見方ができそう。レース観客に向けて流されている BGM が意外とズンドコなイケイケ系だとわかったのも、下まで来て初めて聴こえたわけで。
お、またデモンストレーション飛行やってる。もはやちょっとした航空祭の様相である。のだが。
観ての通り雲行きがあやしくなってまいりました。そして降り出す雨。
もともとそういう気配のある天気予報が出ていたので驚くには値しないが、安全面でもビジュアル的にも晴れてなんぼのレースだからなぁ。と案じつつ、とりあえず大きな木の下に入ってしのいだり、リュックにレインカバーかけたり。人間はというと、こんなこともあろうかとウィンドブレーカー持参のため、それ着てフードかぶれば一応しのげる。
幸い10分程度の通り雨で済み、上がったところで決勝(最後まで残った4機で競う)開始。
この位置に陣取った甲斐あって、ブダペスト戦最大の特徴「鎖橋をくぐるスタートシーン」をバッチリ目の前で鑑賞することができた。そりゃ橋と水面の隙間は充分あるっちゃあるけど、普通に考えて飛行機でくぐるもんではない。紅の豚か。
写真でどのくらい伝わるか微妙だが、小型の機体が目立つようにとスモーク引いてくれてるのでまあなんとか。
砦からでは手前の尖塔が気になっていまいちだった、国会との組み合わせもそれなりにリカバー。
川面に近い場所から観ていると、パイロンのゲートをくぐってゴールに至るまでの航跡の見え方もまたちょっと違う。全体像をしっかり追いたいなら上から、より迫力を求めるなら川沿いで、といったところが妥当かな。
なお、ペスト側の有料観覧席ではなくブダ側からフリーで観る際の最大の欠点は「今飛んでるのが誰かわからん」。本当に熱心に観戦するなら、現地 SIM でも入手してレース情報とった方がいろいろと幸せかと。
ともあれ、もともと旅程に想定していなかったイベントを生でしっかり観ることができただけでもよし。
トンネルの手前に、砦まで来たのと同じバス(循環運転のようなもの)の停留所を発見。次に来たバスは幸い着席できたが、レースをひととおり観終わった人々が砦からどっと乗り込んできて、小さな車両はぎっちり満員となった。
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