欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (1) Finnair AY78

ではそろそろ参りましょうか。毎年恒例となりつつある「1週間どーんと海外旅行」、今回はかつてのオーストリア=ハンガリー帝国の主要部分を巡ってきたよ。要するに初ブダペストとウィーンおかわり。昨年の記録ほど長くならんやろと思いきや同程度の長編必至なんで、皆様おひまな時にごゆるりとおつきあいいただければ幸いにて。

早朝電車からのバス移動を経て、もちろんスタートは関空から。例によって今年もフィンエアー、そして今年は初機材。

ようやくの A350(OH-LWB)である。ってワンワールドやないかーい! たまにこういう時に限ってレア塗装引くの不思議やなー。

今回、チェックイン開始早々に手続きに入ったにもかかわらず「並び席が取れない」と言われたため、ひと思案講じて(係員さんのおすすめに乗っかって)プチ課金することにした。ビジネスじゃないよ。

エコノミーコンフォート。プレエコとかクラス J みたいなもんですね。ちなみにお値段は1席あたり70ユーロ、ざっくり 8000 円ちょい。やや高そうにも聞こえるが、空席があれば是非おすすめしたい。というのも、

枕や簡易アメニティ(特製マリメッコポーチ入りアイマスク等々)はさておき、ノイズキャンセリングヘッドホンが利用できまして。こういうの初めて使ったんやけど、びっくりするほど効果絶大。ゆるい BGM 流しながらうとうとするのに最適。買おうかな。

あと言うまでもなく、スペースがちょっと広い。旦那さんの膝が前席に当たらない。

最新機材なので、なにかとハイテク仕様。

とはいえイントロ映像は普通…って言おうと思ったら演出がイカしてた。無駄にゴージャスなシート、たまに魔法を使うチーフパーサーのおねえさん。演出ですから。

食事や寝る時間の目安等、到着までのタイムラインがあらかじめ観れるのすっごい便利。

乗り継ぎゲートまで(決まり次第)教えてくれる親切設計。

そんな中、乗り物好きに推したいのはルートマップとフライトカメラ。前者は普通のもあるけど、モード切替でほぼシミュレーターと化すことも可能。これは新鮮。

あとカメラ。まさかの垂直尾翼搭載で、これまた斬新なビューを堪能できる。主にこの2つを切り替えて楽しんでた。
ただひとつ大変残念な点がございまして、上記のような機能やオンデマンド再生で処理能力が上限だったのか、去年アホみたいにやった数独のようなゲーム機能は一切なし。宿に到着後、つい無料アプリを落としに行ってしまった。実はそれが復路で役立つのだが、それはまた別のお話。

あ、そうそう。エココン(勝手に省略)では本来なら Wi-Fi 経由のネット接続も1時間無料で利用可能。

だが直前の席指定だったためか、はたまた申し出が必要だったのか、今回はうまく接続できず。また乗る機会があったらやってみよう。とりあえず機内イントラネット状態なら常時無料で機内誌とか読めたよ。でも読むならタブレット推奨(紙面が小さい)。

てな感じでゆるゆると過ごす10時間。

海老カレーと呼ばれるものがカレー味の釜めしっぽかったり、

リゾットと呼ばれるものが完全に雑炊だったりはしたが、まあ日本便ですから。

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