欧羅巴行進曲 (66) 終章/City Airport Train : 2

年末の握手会(こら)で着た服のクリーニングがようやく仕上がる。ドレスはともかく、ボレロがラビット製だったが為に外注を余儀なくされての長期&高額お預け。もし次になんか買う機会があったら普通の素材にするわ。
と、そんな件はさておき、ウィーンの復路はまだ始まったばかりでございます。

2駅先の Stubentor で降りる。〆切(帰りの飛行機)まで余裕を持たせるためにさっさと移動する目的でなければ、電車に乗るほどの距離でもなかったかもしれない。

着いたはいいが、地下鉄ホームへ降りるエレベーターが若干わかりづらい。3台もあるのに1台しかボタンが効かず、やっと乗れたと思ったら反対方向行きホームに直行、乗ってくる人で満員に。地元のおばちゃんがなにやら解説してくれたものの、結局よくわからないうちに1フロア上がって目的のホームに到着。扉は前後両開きだったので、他2台のエレベーターは反対側からであれば乗れたのかもしれんけど、今となっては真相は薮の中である。

ともかく U3 で1駅、Landstraße に到着。それこそ徒歩移動可能な距離だったが、でかいカートひいて歩くのも大変なのでまあよしとしよう。

要するに Landstraße とは旅の最初に経由した Wien Mitte である。同じ場所で駅名が違うのは、大阪と梅田みたいなもんと思えばさほど違和感もない。

当駅にはとっても現代的なショッピングモールがついている。なんかどっかで観たような構造ですね。円形の吹き抜けに突っ込むエスカレーターとか、

楕円の吹き抜けで天井がガラス張りとか。梅田や阿倍野にもありそう。

さて、帰りの CAT に乗ろう。

専用エントランスはモール内に溶け込んでいる。

しかし改めて考えると、空港アクセス専用ホームは物理的に一般駅と完全分離、デザインも全然違う。日本の国際空港行き電車も、本来はこのくらいくっきりはっきり動線を分けた方が親切なのだろう。土地がないから厳しいと思うけど、例えば北梅田(仮)ならいけそうな気がする。

定刻迫る中、電車が入線。

背の高い西洋の方と比較してもなお、オール2階建ての迫力は目を引く。

往路は夜で綺麗に撮れなかったこともあり、改めて車内を記念撮影。

その後着席したものの、定刻になってもさっぱり動かないと思ったら、どうやら線路を共有する一般列車が遅れていたようだ。そちらの発車を待って、例によって静かに発車。

夜にはろくに見えなかった車窓も、改めて観察。

貨物ヤードかなにかではないか、と推測していた場所は、まさにその通りの用途だった。当たり前だが、コキやタキに相当する車両は日本のものと随分異なっている。

日本なら入れ換え担当で余生を送っていそうな形状の機関車を見つけ、うれしそうな旦那さん。
と、楽しんでいるうちに早くも到着迫る。やはりノンストップ16分は伊達じゃない。

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