欧羅巴行進曲 (60) 第四楽章/Prunksaal der Nationalbibliothek

新春セールの記憶も新しいうちに、駅前スーパーがもう 2.14 の話を始める。まあそこはポッキー陳列してる程度だけど、そろそろ美味しい仕入れ先を検討せねば。市販品よりいいものを作るスキルはございません。
さてウィーンですが、ちょいちょい合間に入れてる観光モードまたまた突入。

49から71に乗り換えて再び Oper へ。そこから少々歩いて、これまた月曜の宿題を片付けに。

休業日等いろいろあって出直し決定したあの図書館である。正確には「国立図書館大広間」。もちろん今日は開いてます。

入場料を払って階段を上ったところで、案内のおじさまが待ち構えていた。なになに、フラッシュさえ焚かなければ撮影 OK。そりゃよかった。では早速まいりますか。

いや、事前に有名スポットの予習はしてたんだけど、こりゃすごかった。

天井画だけとっても教会並みの豪華さ。

さすがにここでは本の閲覧も貸し出しも行っておらず、書棚もあくまで展示物として存在しているが、なんかもう空気感が現代のとはまるで違う。

もはや蔵書の束そのものが装飾の一部と化しており、ハリポタさながらの荘厳な雰囲気が濃厚に漂っている。魔法の杖を振ったらふわふわ出てきそうな感がすごい。

なんせ元々は宮廷図書館だっただけあって、とんでもない造り。

下に見切れている扉から入ってきたわけだが、この四角い空間が手前と奥にあり、それに挟まれる形で中央にドームが位置している。

いやだからどこの教会かと。観ての通り実物としては2層構造で、さらに3層目があるかのように描いてあるあたりは一種の遊び心だろうか。

書棚の足元では旧市街全般の歴史資料が展示されており、それを熟読する人もちらほら。随所にベンチが設置してあるので、ひとしきり撮ったらぼーっと眺めて圧倒されるもよし。
しかし、くつろいでいたところ、通りすがりのおねえちゃんにニコンの一眼で写真撮影を頼まれる旦那さん。噴水、国会、ブラチスラバの教会、シェーンブルン、とほぼ1日1回ペースで頼まれまくる当家。なんなんですかね。それより、このおねえちゃん以外は全員スマホを出してきたわけだが、個人情報満載のブツをほいほい渡すのもどうかと。信用されてんのか深く考えてないのか。

ともあれ、王宮や宮殿で撮影禁止だった分をここで一気に取り戻せたのは非常によかった。だいたいどこ行っても基本このくらいの盛り具合なんすよね宮殿関係って。

ゴールドの装飾も本来は立体で作るもの、の実例も残せたし。

ゴールドといえば、日本でいう鍬入れをやった時の道具も展示されていた。

あと古文書も一部広げて置いてあったけど、えーと、読めません。

そんなこんなで30分ほど、濃厚な世界に浸かって過ごしたのであった。

お、そろそろおやつにちょうどいい時間ですな。ちょっと休憩しましょう。

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