新しい街をつくろう (11) 覇権を競う

春の遠征予定が決まったようです。まあどの会場もキャパがキャパなんで(全部アリーナ)ほぼ確実にとれるとは思ってたけど。というわけでさっそく首都圏分の移動と宿泊を確保。ちょうど安く手配できる条件が整ってて助かったわ。
さて年末首都圏はここから最終日。

お宿をあとにする朝。チェックアウト当日なら荷物を預かってもらえると判明したので、ありがたくカートを託してから駅へ。

京急から都営へ乗り継ぐ。と書くといかにもこの 6500 形に乗ったかのようだが、見かけただけ。22年に入った新車やし、いずれ乗る機会はあるやろ。

やってきたのは、東京トップクラスの地下鉄密集地帯。大手町駅という名のもとに5つもの路線が駅を有している。

この界隈へ来るたび、大昔に仕事で作った「大手町マップ」を思い出すのはさておき。改札外の通路をガンガン歩いて、この日最初の目的地をめざす。

地上へと出る通路のひとつに、白く輝く4文字。観ての通り、この C3 出口は読売新聞の本社ビルに直結している。

こんな年の瀬だから静かなもんだが、日付と時間帯によっては新聞社の人がわんさか通るのだろう。

そんな読売ビルの傍らに、ちょっとした聖地のようなものがある。

ゴールテープを切るランナー。鍛えた体とやりきった表情が細かく表現されている。題名は「絆」。そして背後に、近日中の設営に備えたいろんなアイテム。なるほど、これが箱根駅伝のゴール地点か。

像の近くには歴代の優勝校を記したプレートも飾られている。この日は12/30、4日後には新たな優勝校の名前がここに刻まれるんやなと、まだ空白の第 100 回ポジションを眺めながら。

当日になれば出場者や関係者のみなさんでごった返すであろう周辺は、まだ静寂の中。同じように箱根の聖地巡礼に訪れたであろう、市民ランナーっぽい人影がちらほらあるくらい。

横断歩道を渡りながら、ランナーの目線でゴールのほうを向いてみたり、

ラストスパートを迎える構図の背景に電車を置いてみたり。

さっきの像付近、縁石にひっそりとマーキングが施されていた。きっとあのへんがゴールライン。

ちょっと気になるものを見つけて、ビル周辺を歩いてみる。

東京屈指のビジネス街、大手町。いうまでもなく高層ビルがガンガン建っており、近年では建て替えも盛ん。

こういう土地ではだいたい財閥系がしのぎを削りがち。かたや三井物産の Otemachi One、

かたや三菱地所の大手町パークビルディング。

そんな中でも大事に守られ続ける将門塚。て、めっちゃ綺麗になってますな。One の完成後にこちらも整備したようだ。

一見無機質なオフィスビルの谷間に、理屈で片づかない場所があるのも、また不思議なものだ。

ところで、何が気になったのかというと。

読売ビルの側面に、たすきに見立てた垂れ幕が多数飾ってありまして。

例年より多い23校分、交差点越しなら全部見えるかなーと思って渡ってみたんだけど、

反射がきつくて無理。ま、観たことに意義があると考えておこう。
今年の箱根は青学の圧勝で幕を閉じた。もう新しいプレートも入っていることだろう。戸塚時代に保土ヶ谷へ観戦に行ったこともあったけど(12年15年)、やっぱり現場には現場の良さがあるね。

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