燃ゆる長月 ’15 (9) 本祭の部・4
11 Oct 2015
ご近所に学校がいくつかあるのだが、1ヶ所で運動会やってた。なにやら風に乗って聴こえる BGM。しかし、10月10日が体育の日固定じゃなくなってから、この連休ってわりと天気悪いよね。なんでかね。
なわけで岸和田だんじりラスト、ふたたび夜の部。
もくじ
ごあんない
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夕飯は「いつもの小料理屋」。ここで両親と4人で海の幸に舌鼓打ち放題なのも、これが最後。いつも以上に味わっておいしくいただいた。
勿論 BGM はテレビ岸和田の中継。だがしかし、やっぱり宮入りの進行遅れが響いたか、18:45 まで昼モードで曳行。灯入れへの切り替えどーすんねんと思ったら、なんと CM 明けの19時には宮本町の完璧な提灯姿が。早っ! と画面につっこんだのは自分のみならず、地元のおっちゃんも同様であった。
ともあれ、おなかいっぱい。腹ごなしに灯入れ曳行を観よう。
夜になると人員配置がお子様メインに変わるからだろうか。各町の装いに身を包んだ若者を、だんじりのないところで見かける機会が少し増える。住む町は違えど、仲良きことには変わりなし。
今日は商店街で、アーケードの下を行くところを鑑賞することに。
既に行列ができている。屋台こそないものの、通行人が多くて狭く、進行が遅いのは大通りと一緒。
商店街の建物にも「お立ち台」が多数存在する。しつらえは現代的でも、機能としては祭り見物。
ちびっこ鳴り物隊も元気にがんばっている。乗っているだけだとしても、いつか来る本番への憧れはこういうところから育つはず。
それにしてもあまりに進みが遅いので、後ろの町のほうへ移動してみる。
あ、動いた。といっても通行人も渋滞してるんで、こちらの進みも遅い。
昼のだんじりでは絶対ありえないシーンもあった。車載(?)ビールサーバー。他の町では行列の先頭でサーバーの台車を押してる場合も。いずれにせよ、ちょいちょい注いでは関係者さんたちにふるまわれていた。2日間の疲れをねぎらうのにはビールらしい。
大工方見習いくんたちの姿もぎっしり。もはや屋根が見えない。
前回は死ぬ程暑かった記憶が強いが、今年はそこまででもなく。ただ曳いてる人が暑いことには変わらんね。
おとながビールならお子様はアイス。
しかし、この並松町で目を見張ったのはそこではなかった。
大工方がなにか手にしたと思ったら、提灯を覆うように垂れ幕を展開。青年団長さんをねぎらう微笑ましい内容だった。よっ!団長!
大事な祭礼を無事やり遂げた安堵が漂う、和やかな夜のひととき。
こうして、3年ぶり2度目のだんじり鑑賞は終了。
一時的とはいえ実家が泉州にあったからこそ観る機会を得た、日本有数の知名度を誇る祭り。百聞は一見に如かず、とはまさにこういうのを言うんやな。
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