愛宕に願う火の用心 (1) 行進の音色

2人してまだなんとなく本調子ではなく。自分の場合、若干貧血っぽい感じもするので、今度ちょっと鉄分サプリでも買ってみようかと。電車撮影が足りないって意味じゃないよ。
さて今回は、結果的に「大阪の祭りを撮ろうシリーズ」第1弾となったお話。

もくじ

ごあんない

祭りの雰囲気を最大限に伝えるため、祭り参加者の方に対するぼかし等の加工は行っておりません。もし御自分が写っており、なおかつ掲載をご希望でない場合は、本記事コメント欄までおしらせください。

当家は北摂エリアにある。どっかの祭りと違って全国区の知名度ではないが、毎年決まった日に池田で開かれている祭りがあるというので、観に行ってみた。

見当をつけて向かったバス通り。ちょうど、こどもたちの列が休憩しているところだった。

ただし休憩といっても練り歩いていないだけで、ずっと鉦がカンカン鳴り続けている。しかも小さい割に結構なボリュームなので、鳴らす担当の子は耳栓してるとかしてないとか。

がんがら火祭り、という名称もこの鉦の音に由来しているらしい。

数分後。休憩が終わったのか、列が動く気配。

ミニ松明的なものを持った子たちが前進を始めた。

火祭りという性質上か、この祭りは夕方から夜にかけて行われる。昨今の事情を鑑みてのことだろう、両サイドに保護者の皆様の松明行列も続いて、駅へと向かっていった。

で。この祭りの行列には、こども版とおとな版が存在する。火文字を作る山(後述)や奉納する神社が異なるので、2つの祭りが同時開催されていると考えた方がいいのかもしれない。

こどもたちが去ると、おとな版登場。松明の火勢がまるで違う。

でっかい松明を2本合わせ「人」の字状にして進むのがセオリーで、時々立ち止まっては位置を微調整している。

ほどなくして前進を始めた。先端が二股に分かれた長い棒で上部を支え、下端に結んだ綱でサポート。それでも重そうな松明を、上半身裸の男性諸氏が運んでいく。

2本1組の松明が、すぐ後ろからもう1組。

こちらも合わせ位置を調整。離したりくっつけたりする瞬間、派手に火の粉が飛び散る。

そしてこちらも移動。

観客がどんどん松明の後についていく。我々もついていってみたが、途中で相当人が多くなってきたので、この後通るはずの場所へ先回りすることにした。

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