Report – パラモデルの 世界はプラモデル @ 西宮市大谷記念美術館 (1) / 2010.08.01

なに、アート鑑賞とは珍しいって? ごくたまにはあるのだよ。だいぶ前に大阪市内の駅かどこかでインスタレーションやってたのを見逃して以来気になっていた人たちが、よりによって近場で個展。しかも暑すぎて屋外活動する元気がない。そりゃ行くさ。告知ポスター貼ってくれた地元駅に感謝。

というわけで、彼氏さん共々行ってまいりました。写真撮影おっけーと聴いて思わず一眼持ち込み。

常設展以外の大半のスペースが占拠されているという噂。さてどうなっているやら。

まずは入口正面のロビー。

一見雑然として見えるが、よーく観ると置いてある物すべてに「車輪」がついている。しかもほとんどが線の内側に「停車」。つまりここは駐車場。

わかりやすい例。

えぇ、なんにでもつくんです。銀河ですらも。

一番たまげたのはこれかも。むしろ、床材剥がすの許可した美術館がすごい。

ごくたまに、元から車輪つきのなにかが混じっている。

こんなんとか。あと B 編成もいたよ。

…なんちゃって300系? ほのかにレトロフューチャーの香り。

実はすぐそばに、この展示の概念を教えてくれる答えが書いてあった。と気づいたのは、全館巡った後のこと。

街角にある「→P」の写真ばかり集めた冊子が置かれていた意味が、ちょっと見えた気がした。

続いて、奥の部屋へ向かう。

廊下のこれだけでも結構感動してしまったが、その先はこんなもんじゃなかった。

なんじゃこらー!

プラレールの青いレールでアート。これが観たくて来たのだが、予想以上の見事さにもはや「わー」としか言葉が出ない始末。天井も壁もびっしり。

床はいつもの鉄道情景とは違う意味でジオラマ状態。気を抜くと踏みそうな勢い。

これはもう世界樹と呼びたい。

シンメトリックな意匠にはもってこいの材料やね(↑うちのカメラで彼氏さん撮影)。

確か会期中に少しずつ総延長を増やしていたそうなので、最終日のこの日が一番見応えあったと信じたい。

もしそうだとすると、この山は当初もっと高かったのかも。
良い意味で開いた口がふさがらないまま、わたしたちは2階をめざした。

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