燃ゆる長月 (2) 宵祭の部・2

ちょっと所用で出かけてきたのだが、帰りにふと好奇心で「乗り換え推奨度が低いルートを使ったらどうなるか」を試したくなってしまい、真逆の電車を選択。結果、10分以上遅かった。やっぱ案内には従うべき。
さてさて、今日も岸和田だんじりたっぷり撮影の巻。「名所」にも行ってきたよ。

もくじ

ごあんない

だんじり関係者の皆様(曵行とか運営とかの方。観客を除く)は「一般市民」ではありますが、祭りの雰囲気を最大限に伝えるため、ぼかし等の加工は行っておりません。もし御自分が写っており、なおかつ掲載をご希望でない場合は、本記事コメント欄までおしらせください。

商店街脇から、地元っぽい人々にくっついて裏の細道をくねくね南下。駅の真ん前にも行ってみようかなと一瞬だけ思ったものの、遠目にも人大杉でさっさと断念。
駅南口付近から、ちょっとだけ覗いていくことにした。

速度がゆるやかな時は、表情にも余裕が感じられる。

ひとたび走り出せば本気スイッチオン。特にどの町と決めて観覧していたわけではなかったが、今年初めて宮入り順のくじびき権を得た南上町には、何かと出くわす機会があったような気がする。

駅から浜側へ向かって進む。堺町交差点では、東西方向のみ車が通れるように規制されていた。南北方向の歩行者と一緒に、だんじりもおとなしく信号待ち。

そこから少し行くと、数ある曲がり角の中でも有名な地点がある。

この写真ではいまいち伝わらんが、だんじりは左手前から来て右折と左折、さらにその先で左折右折。紀州街道に沿った通称 S 字コース。連続して曲がるということは、やりまわしの見せ所。角付近の建物は、重装備の防御であったり削れた跡がついていたり。さて、うまくいくかな?

やりまわしの成否より、自分の撮影の成否を気にした方がよさそうだ。人気スポットとあって、ぎっしり詰めかけた人混みを上手に抜いて撮るのはかなり難しい。うーんと唸りつつ、ダッシュで追いかける女性陣の背中を眺める。

みんながみんな、ここを通るとは限らない。20分ほど待って、ようやく次の町。

前方が観客で詰まったのか何なのか、さっきよりは少しゆっくりしたペース。それでもそれなりに速いんだが。

角を半分ほど抜けると、後梃子の皆さんが一斉に外側へなだれこむ。

よいしょっと。衝突することなく無事に曲がると、拍手が上がる。

せっかくなので、奥にあるもうひとつの S 字にも行ってみた。すっかり人だかりができあがっており、やや後方から構える。

カーブ進行中にビシッとポーズを決めている大工方は実にかっこいい。

頭上に電線が迫る中、結構いいスピードで通過していった。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。