にしめぐりのうた (4) 舞台の灯り・1

まともに一眼持って出かけたのが2週ぶり。旦那さんの実にすっきりした感ある表情が印象的だった。やっぱ写真を趣味にしてると、撮らない日が続くといろいろ鬱憤溜まるようにできてるんやろね。うん。
えーと、記憶が飛ぶ前に関西話続行。ここから第2部。

荷物をまとめ直して、出かけた先はこちら。

もうおわかりですね。すなわち今年もまた花灯路でございます。
2人揃って来るのは、つきあい始めた直後が1回め。震災の年は来れず、その翌年に改めて2回め。そして今年で3回め。ここまで来るともはや年中行事の域だが、特にそう決めているわけではなく、なんとなーく3月のスケジュールを考える頃になると勝手に花灯路の3文字が脳裏に浮かんでくる、とでも言った方が正確だろうか。
余談だが、昼間の阪急1日券を有効利用したところ、既に乗破済の京都線を全線乗り直す結果となった。

暗くなるまであと少し。祇園の街を歩いて、ライトアップが映える時間帯を待つ。

支度を進める店あり、どうやら暖簾をたたんでしまったらしい店あり。

いい具合に暮れ始める空。ふと見上げると、飛行機雲もうっすらオレンジを帯びる。地上では赤い提灯がぼちぼち灯る。

前述の通り、すっかりリピーターとなっている我々。なので、今回はちょっとアプローチを変えていきなり途中から入ってみることにした。

石塀小路のはしっこ。どうせ歩くなら風情が色濃く出てるエリアがいいよね。

おそらくイベントとは関係なく、個別に粋な照明を施しているお店も。

そもそも寒い京都に人を呼ぼうと試みたのが発祥だと思われるが、いまや早春の風物詩として定着した感がある。デートだけでなく女子どうしのコンビやグループも多く見かけた。

歩いているうちに、いつの間にやら開始時刻を回っていた。

一見さんでは容易にくぐれそうにない木戸などを横目に進む。

既に通りは賑わい始めていた。例年通り着物姿もちらほら。

この時点での混雑具合はあくまで序章にすぎなかったことをこの後思い知るわけだが、それはさておき、柔らかな光の演出は毎年観てもやっぱりいいものだ。

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