にしめぐりのうた (5) 舞台の灯り・2

今日は近場で夕飯とおやつを仕入れる程度の軽いドライブ。別に先を急ぐ旅じゃないんで、湘南名物の渋滞も軽い気持ちでやり過ごせたのはよかったかもしれん。近場ならではの特権かも。
さて、引き続き花灯路の会場からお送りいたしますかね。

歩く場所がだいたい毎度同じだと、撮れる写真もかぶってくる。同じもんばっかり撮るのも芸がないので、今年は今まで花灯路で足を踏み入れてないエリアに行ってみることにした。

今更語るまでもない清水寺である。

この時期は夜の特別拝観が開催されており、あたかも花灯路の一部かのように一緒に楽しめる。境内へ入るには拝観料が必要だが、まあ電気代ってことでひとつ。

仁王門の脇では梅も咲き、朱塗りに文字通り華を添えていた。

しかしだね、あの兵器かなんかみたいな光線はいったいなんなんすか。帰宅後調べたら、寺がオフィシャルで点灯しているとのこと。別にそんなんなくても建物のライトアップだけで充分魅力的だと思うんですけどねぇ。

と、そんなビームはさておき境内へ。

夜景を楽しめるようにという配慮なのか、明るすぎず暗すぎない本堂内部。

そしてかの有名な清水の舞台に立つと、眼下には木々や遊歩道が浮かび上がる景色。右奥に見える子安塔が修復したてのほやほやであったことは今調べて知った。

ただ、清水の舞台というのは確かに展望台ではあるが、どっちかっつーと舞台そのものを見たい。という人が大半なのだろう、その先の道はあらゆるデバイスを構える人々でびっしり埋まっていた。スペースが空くのを待って、我々も撮る。

いやはや改めて立派なものである。木組みでこれだけ巨大な足場を組んで作ったってのがすごいよね。

例のビームは市街方面へ伸びていた。その先に光るたわわ、あ、いや京都タワー。

ぐるりと回りながら本堂の足元へ降りる。

下から観た本堂はあまりにもでかすぎて写真に収める術もなく、そのまま進めば出口。

何度か来たことがあるという旦那さんでも数年ぶり。わたしに至っては学生時代以来の約15年ぶり。もはや初訪問に等しい状態なもんで、新鮮な気持ちで観て回ることができた。

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