国づくりの国めぐり (2) 湖畔眺む城

週末ちょっと非常に体調が悪かったもんで、夜景見物の計画は今週以降に延期。原因がなんだったかは不明なままというのが若干アレやな。これからいよいよ寒くなってくるだろうし、年末年始を無事に過ごすためにも健康管理に努めるとしますわ。
てことで10月の山陰旅、まだまだ序盤。

今度こそ改めて、松江城天守に到着した。壁の黒さが目を引く外観。

早くも雨がぱらついてきた中、手前のテントに立ち寄る。来場者名簿に記入し、靴袋を受け取ってから、というのが現在(21年10月)の入場フロー。

貴重な現存天守だけあって、現代日本人が想像する「城」の基本機能をきっちり備えている。防御用の穴ですね。ここから撃つやつ。

一部の柱は、周囲を板で補強、金属板を巻いたり楔で固定したりしてある。特徴的な工法らしい。

室内展示を眺めつつ、少しずつ上層へと進んでいく。

真ん中くらいまで来たかな。石垣の足元まで考えるとそこそこの高さ。

展示物は、かつて城主であった堀尾家にまつわるものが中心。思っていたより1フロアの床面積が広く、城にしては観光客の人口密度が低め。このご時世にはありがたい。

階段の傾斜がすごいのはどこの城も一緒。さすがに手すりがないとちょっとこわい。特に下り(復路で実感)。

そんな階段を次々と昇って、ようやく最上階。中に入れる天守のお約束となりつつある「実質的に展望台」仕様は当城でも確保されており、ぐるっと四方見渡すことができる。

特に景色がよいのは、もちろん宍道湖ビュー。特に南面は市街地も見えて、城下を眺める城主っぽい気分が味わえるかもしれない。もっとも晴れたら逆光すごそうやし、そういう意味では雲がかかっていて助かったか。

もちろん東西南北しっかり拝見。足元にはお堀。南東方面にはうっすら大山の姿も。

ちなみに国宝指定は意外と最近(2015 年)。

最上階に展示してあった。こういう書類って意外と目にする機会がありそうでない。そもそも指定が遥か昔だったりすると、こんな状態よくないだろうし。

関係者にとっては遅まきながらもうれしい出来事であったろう。毎年「指定記念日」を祝っているようだ。今年は疫病退散祈願も兼ねて。

こうして最初の目的を達成。天守のある高台自体が意外と高いことを地上でも確認して、せっかくなので周辺の見どころも押さえにいくことにした。

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