OtiS IV

頼んでおいた床マットが到着。アマゾンさんを久々に使ったのだが、通常配送でどこのあやしい業者に当たるかと思ったら、ふつうに大手の配送屋さんが持ってきた。むしろ大手を選べるかわりに配送ゆっくりでいいコースとか、あったら喜んで使うのに。
さて引き続き3月の迎賓館見物から。

ここは2階の応接室。お客様を招く空間だけあって、いきなり個性的なデザインに囲まれる。

石とコンクリに木を加えた3種の素材使い。正面には遠景を望むバルコニー(外には出られません)。
ちなみに中央の椅子と机は、この部屋に合わせてヨドコウさんがあとから作ったもの。という注釈が現場に置いてなければわからん程度には馴染んでいる。

まるで和室の床の間にありそうな、違い棚を思い起こさせる段組み。ここだけ観ても、ライト氏の仕事に和のデザインが影響を与えたことは容易に想像がつく。

小人さんサイズのドアがずらり並ぶ、壁の最上部。すべて通風口。ドア自体がデコレーションの役目も果たしている。

左右両面には明かりとりを兼ねて、室内から直接外を眺められる大きな一枚窓。文化財保護のため現在は座れないが、実際に使われていた頃には、ここに腰掛けて外の景色をのんびり眺めていたことだろう。

入口側の壁には暖炉。実際に使われていたことを物語る煤の跡。

では次の部屋へ進もう。あ、そうだ。

応接室に入る手前、ライト氏の紹介パネルも設けてある。この手のものにしては珍しく、略歴紹介とかではなく業績の意義や理念に触れた内容。この文章を書いた谷川正巳氏は、日本におけるライト氏研究で知られる方のようだ。

そんなパネルの背後に、2階から3階への階段。

これまた石を用いた階段は、つきあたりで二手に分かれているおもしろい構造。

左へ進むと、小さな部屋の中央に模型が鎮座している。この建物がどのような形状で高台に張り付くように建っているかがよくわかる。なお細かい話をすると、手前の池らしきものは現在駐車場となっている。でもそんなにキャパなさそうやったし、来るなら電車の方が確実かと。

階段の右側には、さらに多くの部屋が並ぶ。なかでも一番手前には和室。

和室に沿って奥へ伸びる廊下と、一面に設けられた窓。畳の部屋から見えることを意識してか、なんだか和風旅館のたたずまいに通じるものがある。

館内のあらゆるところにあしらわれた、この銅板。窓につければ日光を透かす効果が出るのがポイントだとか。
なお、和室の写真はございません。というのも、訪問時期がちょうど3月。毎年恒例らしい(おそらく虫干しを兼ねている)雛人形展示期間に当たり、人形に向かっての撮影は不可となっていた。ただの人形ではなく、施主たる山邑氏の所有物が最終的にヨドコウさんに継がれた明治製だというから、丁重に扱うのも道理である。

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