春はまだ終わらんよ (17) 近江/学校探訪・3

会社に行く時の格好、おおよそ休暇前から夏モードにしてはいたものの、当初は羽織り物が欠かせない状況だった。が、ここ数日(帰って来た後)それがまるでいらない。どうやら出かけている間に日本も暑くなったようですな。
さて引き続き豊郷小学校見学の巻。

真っ先に著名な部屋を観てしまったが、せっかくなので他のところも見える範囲で見物。

さすがにこの椅子付き机まで実用されていたものなのかは定かでないが、こうして並べてあると今でも授業をやりそうな気がしてくる。で、そこの「柚子=朝飯×朝飯」ってのは何すかね。

かつて在校生が描いたと思われる大作が廊下に飾ってある。誰が観てもよくわかる大津駅…にしては古いな。遠足か修学旅行の思い出にしても、いつの時代のことやら。

うわー、あったあったこういう流し。黄色地のざらっとした素材で、きっと現役時代にはパイプにみかんネットが通してあって中に石鹸が入っていたに違いない。不思議なもので、小学校の校舎というのは自分の母校ならずとも郷愁を誘いますな。

ひととおり眺めて1階に戻る。職員室だったところは、学校の歴史などを解説する展示室になっていた。

ヴォーリズ事務所謹製の模型や、事務所メンバーからの手紙など、地味に貴重な資料もあれこれ。

田畑であったところは現在、駐車場になっている。遠方からの客にはありがたい。

職員用ロッカーには一部名前が残っていた。なお展示によると、どこぞの大手商社さんは昔からのご縁で新入社員がここへ来てセレモニーだかなんだかを行っているようだ。

と、思ってたよりいろいろと発見もあり。

改めて階段を観察すると、はしっこの処理にやっぱりセンスを感じたり。

廊下を抜けたところに講堂があった。収容人数はそれほど多くないまでも、なかなか立派なものだ。

2階もあったよ。うちの高校にも2階建の講堂あったけど、こっちの方が綺麗でいいなぁ。

そんなこんなで本校舎見学は概ね終了。最後に別の建物も寄るとしよう。

ちなみに、1階の一番奥は図書室で、そこだけは今も現役で使用されている。お昼休みの小学生を邪魔しちゃいかんと、そっと通過させていただいた。

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