ささやま城下探訪 (5) 誇れる歴史

世界的な大ニュースで朝から持ちきりでしたなぁ。票の割れ方とか支持層の傾向とか、伝わってくる背景を読んでたら、なんかこうスケールはだいぶ違うけど昨年の「と」投票を観ているようなデジャブ感あったわー。
さて篠山ぶらぶらの巻はもうちょい続くよ。

ぼちぼち、来た道を引き返していく。

往路で見かけたパン屋さんが気になったので寄ってみた。店名がしれっとダジャレで素敵。ちょうど「城から5分」くらいの場所にあるんだよね。パンはあとで食べたけど、もちっとして美味しゅうございました。

そしてその先の古民家カフェへ、ケーキセットがあることを確認してふらり。

畳にござ敷いてテーブル置いた、いろいろと和洋折衷な店内。近所のお友達のおうちでご馳走になるような、素朴な味のケーキでひと息ついた。

そんなこんなで中心部に戻ってきた。

東側の馬出(城の防御施設)の向こうに見える、丹波杜氏酒造記念館。

の近くにある、篠山観光ホテル。両者とも重伝建エリアからは外れているものの、世界遺産で言うならバッファ地区に相当すると思っていいだろう、空気の読みっぷりは見事。

市役所敷地内にあるポストさえも、真っ赤な色が景観に差し支えないようにこの鉄壁っぷり。そこまでするなら、いっそ明治の黒いポストにしてしまえばいいのでは。

城を背にして、北側の通りに向かっていく。

いかにも昔から商売を続けているであろう木材店が、近代と現代の融合を1棟で体現しているのも趣深い。

その先の角に、たいへん立派な建物が待っていた。

篠山市立歴史美術館。もう門からして立派すぎるというか、美術館を名乗るには威厳ありすぎると思ったら、建築当初の用途はなんと地裁。あ、それなら納得ですわ。

なんでも、木造の裁判所としては日本一古いものらしい。これ自体がある種の美術品とも言える。

すでに夕方で、展示物はゆっくり観れそうになかったので、かわりに道路の対岸から全景を眺めてみた。

向かって右側がやや長い構造ながらも、均整のとれたゆったりした姿がなかなか美しい。

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