紅葉の山からこんにちは (2) 嶺を走る

人生で一番長いつきあいの友人から、結婚したとの一報。親族限定の式も無事終わり、仲良くやっているようだ。以前から彼氏がいるとは聴いていたが、ついにまとまったか。よかったよかった。
さて引き続き今月の箱根から、今日はプチハイキングっぽいお話。

鉄橋での撮影終了。で、一旦湯本に戻るのだが、バスを待つかそれとも歩くか。全部下り道なことは判っているし、運動不足解消したいし。では歩きましょう。

よく考えてみるまでもなく、湯本から上ってくる道路といったらアレだ。正月恒例駅伝の5区。我々は下っているので正確には6区だが、ともかくあの特徴的すぎる山コース。どちらを観ても覚えのある風景である。つーかこんな道普通に爆速で走っとんのか彼らは。ぶっちぎりの選手に「山の神」の称号が与えられるのも頷ける。

森を抜けると、道の両脇にいかにも老舗といった風格満点の旅館が並ぶ。

ここもレース中は鈴なりの人だかりであろう。だんじりと一緒で、見下ろすのに最適な場所がいくつか設けてあるのもポイント。

コースに面してない部分の建物も半端ないっすね。駅伝関係なく、泊まること自体がステータスって感じがするわ。

そんな旅館群を抜け、千歳橋を渡る。さりげなく残る土木遺産。

その先の景色は、これまで中継などで慣れ親しんできたものとは違っていた。

橋を渡って対岸へ、そして大きくカーブしつつもうひとつの橋で元の岸へ。わざわざ遠回りしているようにしか見えないルートの内側に、長らく使われてきた最短経路の跡がある。

函嶺洞門。首都圏以外の人間にとっては、初めて知るきっかけが「駅伝の通過ポイント」であることも多いかもしれない。自分もそうだったし。
山の神な方々もこの中を走ってきたわけだが、老朽化とか大型車対応とかいろいろあってとうとう今年初頭に使用停止。新設されたバイパスにその役目を譲った。来年の箱根を実家で観るときも、選手が走るのはバイパスということになる。

コースから名所が消えるのは残念至極だが、これもまた土木遺産。遺構として今後も大事にされるといいな。
なお、バイパスの中程で一旦渡った対岸側では、トイレや駐車スペースと思われる工事が進んでいた。渋滞の時など立ち寄る場所が増えるという意味では、評価すべき点かと。

こうして、20分程度で湯本に到着。

以前旦那さんが使ったという中華屋で、ラーメンその他をおいしくいただいた。たまたま正午前に入店しただけだったが、食べているうちに外では大行列。結果として絶妙なタイミングであった。湯本も意外とお気軽食事処が少ないんだよねー。ま、箱根ですし。

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