たなばたのくる頃に (21) 祭/金物の町

10月になって涼しくなったねーって書こうと思ったら微妙に暑い。台風か。アレがあったかい空気を持ってきちゃったのか。やっぱりしばらく着るもの調節に悩みそう。
さて夏の富山旅、ラストはプチ撮影で切り上げた最終日のお話。

翌朝。駅前でちょっとねこ電車を鑑賞した後、着いてから駐車場に入れっぱなしだった車に乗り込んだ。市営駐車場で、しかもお宿からタダ券をもらったこともあり、不足分補充どころかおつりが来る状態。お世話になりました。
で、さっさと高速に向かうと見せかけて、いきなり近場で寄り道を敢行。

ここは金屋町といって、山町筋と並ぶ高岡2大「古い町並み」。存在自体は初日から把握していたものの、微妙に電車通りから遠いこともあり、時間と体力の関係で一旦スルー。駐車場も小さいながらあるようだったので、帰りに寄ろうという話になった次第。

日曜朝ということもあり、さすがに観光客の姿はほとんどない。

これはまた見事な格子で。ぴしっと揃って閉じられてると更に際立つ美しさ。

いろいろと風情あふれる佇まい。現役のお店のようだ。看板が渋いね。

この一帯、平成に入ってから大掛かりな整備を行ったらしい。石畳もそのときのもの。

そして町の名前が示すように、もともとは金物作りで栄えた場所。誇らしげな銘板も、かつての名残を示すかのように金属で作られていた。

足元を観れば、側溝の蓋も実に凝ったデザイン。こういう細やかな仕事って、日本にはなにかと昔から多いよなー。

公園の片隅にも、往時を偲ばせるワンシーンがさりげなく飾られていた。
と、軽く散歩したところで、そろそろ出発のお時間。半日かけておうちに帰ったのであった。新東名ができて少しは楽になったけど、早いとこ全線繋がってくれるといいなぁ。

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