遅れてきた避暑地 (15) 雲海に惑う

先々週に続いてまた平日の梅田へ。いちばん都合つけやすいから水曜を選んで行ってるんだけど、たまに三番街全館定休日に当たっちゃうのが玉に瑕。ランチの選択肢が減るやないですか。そんなときでも開いてるお店にありがとう。
なわけで長々とお送りしてまいりました9月北海道旅、ラストにまさかのオチが。

北広島を出たら、あとはまっすぐレンタカーの返却指定店舗へ。

新千歳付近にはトヨタレンタカーの支店が2つあり、場合によって返す先が違うので注意だ。ともあれ、お世話になりました。

でだ。時刻はもうお昼。午後のひこうきまで多少時間があるのを利用して、北海道最後の目的を果たす。

千歳のターミナル内（搭乗前）に、道内のラーメン店を集めたフードコート「北海道ラーメン道場」。有名店が揃う中、なんとなく選んだお店は「空（そら）」さん。本店がすすきのなら昨日行けたやん、と思いきや、今年初めに火事で閉店、実質ここだけ営業中という状態だった。

焼きとうきびラーメン。たっぷりコーンは炙って香ばしく、味噌バターとの相性も文句なし。

トッピングに迷ったら全部のせもいいと思う（旦那さんの分）。30分くらい並んだ甲斐あっておいしゅうございました。

前回の千歳（北海道ではなく東京の雪で羽田便続々欠航）はとにかく帰るだけで精いっぱいで、建物内なんにも観れずじまい。

10年越しでようやく観光客らしいことができた。よかった。

じゃ、あとはゲートで待機…おや？

クロネコ専用機だー！　現物をまともに撮るのはおそらく初めて。他の大都市とは距離もあるし、飛ばす価値は高そう。

帰りの機材は 737（JA69AN）。こちらに乗り込み、伊丹をめざす。

おっ、あれは往路の羽田で姿だけ見かけたエアドゥのポケモン仕様。「ロコンジェット北海道」というらしい。

一時期スマホゲーをがっつりやった結果「なるほど、フォーム違いを左右で表現ね」と解像度が上がったのは便利でもある。

と、復路は順調。ここまでは順調やったのよ。

えーと、あれは淡路島。いや待て。北海道帰りに通るルートじゃないぞ。と思った方は正解。

原因はあいつだった。北摂一帯を覆うラピュタの如き入道雲。によって雷が発生、地上オペレーションが止まり（安全上それはそう）、上空には着陸待機の行列が形成されていた。

当便・NH984 も待機＆迂回を余儀なくされ、播磨付近を3周。すぐそこの到着地点を横目に、40分もの遊覧飛行と相成った。
…つかれたー。鉄道界では時折「寝台列車遅延でボーナスタイム」的に言われることもあるが、正直ひこうきでは遭いたくないものだと今回つくづく悟った。やっぱ地についてないから落ち着かんのかね。

とまあ最後が締まらなかったものの、今年の長旅は概ね無事お開きとなった。

ここぞとばかりに買い込んだ北海道おやつは、もちろん綺麗に完食。

最後に飲食話をもうひとつ。滞在中、「北海道とうきび茶」にハマってめっちゃリピった。自販機やコンビニなどで入手可能。コーンの甘味と香ばしさが感じられる、内地ではあんまり覚えのない味。しかもパッケージが全4種という、コレクター気質にも刺さる仕様。

北海道行く予定の方はぜひ。あ、ちなみに全国各地の北海道フェアで売られる可能性もございます（近所のスーパーで後日発見）。