Sweet 10 Journey (6) 離島の玄関口・2

そういや先日電話した母によると、長く使っている実家パソコンの調子が悪い模様。本体も OS も古いもんなぁ。ただ両親ともにだいぶいい歳なんで、お気軽に帰省でサポート屋というのも時節柄やりにくく。次行けるまで保つといいのだが。
さて秋の豪遊、天草空港撮影の後半戦。

乗客が少ないのか、それとも普段から爆速オペレーションなのか。折り返しの動きは早かった。駐車場のフェンス際、簡易ベンチまで設けられた見物用途前提の小さなスペースに立って、様子をうかがう。

中の人たちはすでに、見送りのため建物沿いに並んでいる。あれ、今日はメッセージボード持ってないんや。天草基準で考えると、この時間帯(10時)に熊本へ向かうのは地元にお住まいの方が多いのかもしれん。

到着時点で25分近くあった遅延は、15分程度にまで回復。

周囲の安全確認を済ませたら、いよいよ始動。搭乗時の安全確保のため動かしていなかった左プロペラを、合図に応じてオン。駐機中のプロペラが右だけ回ってる理由は、乗ったら実感できた。

右折して滑走路へ。到着時に小回りターンを決めていたのは、出発時にスムーズに滑走路へ向かう意図もありそうだ。

地上の人たちは、側面が見えなくなるまでずっと大きく手を振っていた。大空港でもグランドスタッフさんのお手振りを見かけるけど、こんな大人数で振ってくれるのは観たことがない(そもそも1機あたりにそんな人数つかないし)。

到着時と同じく、13からの離陸。前日のお見送りは31だったので、結果として半日でとっても効率よく2方向の飛び立ちを目撃できたことになる。旦那さんはそのままグランドレベルから、わたしは高さを稼ぐべく再び展望台へ。

こちらの滑走路端は誘導路からすぐ。その場で器用に回る様子を楽しむ。

どこ軸に回ってんのかなぁ。前輪か?

きっちりターンを決めたら、おそらく管制塔との間で最終確認を経てか、1分後に滑走開始。

今まで伊丹でしか撮ったことなかったから当然なんだけど、どこを切っても緑に囲まれたロケーションに鮮やかな水色ボディ、ものすごく写真映えする。天気に恵まれてるのは大前提として。

海より遠方の視程は前日と同程度。雲仙は心の目で観ましょう。

展望台前を過ぎたところで浮上。後ろ姿を追えば、翼の上に子イルカたちのしっぽがちらり。

親子は元気に飛び立っていった。

駐車場には当家以外の車もちらほら。親子連れや年配の方など、ガチ勢というよりちょっと観に来た感覚の地元の方に見受けられた。この空港とこの会社、あるとないとではきっと大違い。離島とはいえ数万人が暮らす市の貴重な交通手段として、なにかと大変なこの時期も乗り切ってほしい。我々がちょっと乗った程度で、どのくらい足しになったかはわからんけど。

こうして、みぞか撮影会は無事終了。次の目的地をめざす。

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