台湾に行きたいわん (33) 桃園/離開機場

すっかり忘れていたが、もうすぐ12月ってことはそろそろ年賀状の準備をせねばいかん時期なのよ。干支ベースで作り始めてからすでに1周しちゃってるんで、いかに12年前とネタかぶりせずに作るかってのも悩みどころ。
なわけで台湾旅ラスト。なんとか今月内でまとまったわ。ふぅ。

電車を降りて動く歩道を進み、桃園空港の出発フロアに到着する頃には12時になっていた。

あとは出国するだけ。まあたぶん間に合うでしょ。とりあえず列に並び、幸い15分ほどで手続き終了。そこまでだだっ広いターミナルでもないため、今度は逆にひまタイムが発生する。

搭乗口だけ確認した上で、しばし休息でもと店を探すも、飲食エリアがへんな配置で探しにくい。そしてカフェの選択肢もあまりない。結局スタバに落ち着いた。第2ターミナル、見栄えはまあまあするけれど、4階の動線はもうちょいなんとかしてほしい。

おそらく機内食は出るだろうけど、念のためおやつは持っておこう。なんとかパン屋さんを見つけて小ぶりの品を購入。そろそろ搭乗案内も始まる頃とみて、ゲートへ向かう。

…なんか違和感あるな。C5R ゲートの表記のとこに待合室がない。まさか。近づいてみたら、そこにあったのは下りエスカレーター。てことはほんとにアレか。

バスで乗るやつやった。まじすか。所定 B787 クラスの機材でブリッジ使わないとは思ってなかったわ。キャパが多いからこそ1階の広い待合室に隔離した方がスムーズなのかも、とも考えたけど、後日のフライトはふつうにブリッジ使用。なんでや。
待つ人々を見渡すと、金曜なので土日を使って関西で遊びたい台湾の人と、曜日関係なく動くタイプの日本人が入り混じった感じ。

一方、オペレーションはなかなか進まず。定刻20分前の時点でまだ待合室にいたあたりでお察しください。呼ばれてから乗機するまでが長いのがバス利用の難点だよなぁ。

どうにか乗り込んだバスは、ぽつんとたたずむ搭乗機へと大回りして進む。

雨が降り始めていた中、そそくさとタラップになだれ込む。観光中ほぼ降らずにいてくれた(唯一降った彰化でも一瞬ぱらついた程度)のはありがたいけど、やっぱりひこうきの乗り降りはブリッジの方が楽やな。

ところで、787 といっても今回の機材は当家にとって初搭乗。

「-10」は国内キャリアだと ANA が3本持ってる程度で、まだまだ遭遇機会は少ない。エバーさんはすでに10本近くお持ちで、この日の機材は20年運用開始の B-17807 だった模様。

新しめの機材は綺麗だし USB とかもついてて助かる。

往路ではあんまりちゃんと見えなかったモニタも、今回は大きくて観やすい。

機内安全ビデオもつい見入っちゃう出来でよかった。ざっくり言うと「渋いおじさまが実はスパイで、観てる我々もエージェント扱い」の設定。黒服おねえさんたちが無表情で華麗な動作を決めるのがとてもよい。どうせ視聴必須ならこういう遊び心があるとうれしいものだ。

道中は至って快適。お食事もおいしくいただいた。

結果として予備おやつ(レーズンくるみパン)の出番はなかったが、帰宅後役に立つこととなる。

ステータス画面はこの「全部のせモード」がコンパクトで観やすかった。それにしても、往路の高雄までは3時間を要したが、復路は2時間。偏西風補正は強力である。

そうそう、往路で気になって高雄到着早々に調べたほどの不明点にも答え合わせができた。A321 の共有モニタで上映されてて筋だけなんとなく把握した(地味に後半おもしろかった)映画、「本日公休」といって受賞歴もある作品だったことが判明。

BR130 便は定刻より早めの着地。

うっすら残照が迎えてくれた。あいぽんの回線を日本に切り替えたら、あとは家をめざす。

しかし、ひこうき遅延の可能性を考慮して帰りのはるか特急券を当日発券としたのは失敗だった。ただでさえ混むと評判の関空駅券売機で、海外のお客様に混じって大行列を形成する羽目に。次使うときは出国前に発券しよ。

と、日本人がほとんどいない車中で反省するのであった。こんなお茶を持っていたせいもあるのか、それとも金曜午後に帰国する日本人がレアなのか、入国カウンターで海外組レーンへ誘導されかけたことを、旦那さんはだいぶ気にしている。
こうして当家の台湾旅は無事に…と言いたいところだが、土壇場でひとつ「おみやげ」が増えていた。帰国早々、翌日から寝込む旦那さん。なんと、いつの間にやらインフルさんを拾ってしまったのである。急遽延びる休暇。幸い数日で治ったものの、なぜ自分にうつらなかったのかは謎のまま。

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