千里の白いたぬきさん (3) 時を遅らす
19 May 2021
まっく替えてから時々「何やっても1アクションごとに固まる現象」に悩んでまして。観察の結果、きっかけがたいてい Chrome。旧機からの移行でいらんもんも移しちゃったかな。とりあえず設定リセットして、これで落ち着いてくれるといいのだが。
なわけで最近の伊丹散歩、デッキからの後半戦。
このご時世で全体の便数が減っているのは間違いない。一方、そのおかげで観ることができたものもある。
ANA 側のデッキ真ん前に、ぽつんとボン。なんでも停められそうな広いスポットに小型機置くと広い広い。
ちびっこの出発準備風景を目の前で観察できるのは、いくら伊丹といえどもそうあることではない、というイメージがこれまではあった。スポットが空いている時期だからこその、贅沢な空間利用法かもしれん。
やってきたグランドスタッフさん、コックピット付近に足場を横付けして窓ふき。なにかスプレーのようなものを吹き付けている様子も見えたが、まさかクリンビューではあるまいな。
給油トラックも登場。大型機は翼に直接ノズルを挿したりするけど、じゃあこの機種ではどこなのかと注視してたら、正解はエンジン後部。
そのうちパイロットさんも到着。1人が目立つベストで出てくると、機首前でしゃがみこんだり、プロペラを見上げたりしながら1周。機長さんが出発前にやるという目視確認やね。
こうして準備が済んだら、お客さんを乗せて離陸。と、当家滞在中に飛んだ同型機(福岡便)を代理で立てておく。
あとで確認したところ、準備の様子を見せてくれたのは15時台後半の松山便だったようだ。実家に行ける状況が整ったら、一度使ってみたい路線ではある。松山空港の利用実績ないし、まず Q400 自体乗ったことないし。小型プロペラ機が見かけによらずすごいことは天草で実感したので、機種による乗り心地の違いにも注目したいところ。
定刻なら15時発とされている赤青両者の動向は、極めて対照的なものとなった。
10分前にはもうドアクローズしてたっぽい 787。0分になるかならないかで、さっさと下げ始めてびっくり。
スタッフさんが手を振る先、どれだけ座席が埋まっているかは知る由もないが、羽田便がそんなに空いてるのか。国内ツートップの都市間移動が控えめになるのは、情勢を踏まえると正しい傾向だとはいってもね。
一方、那覇便は下げ始めるまでに15分近くを要した。まさかこっちだけ大混雑とは考えにくいし、誰か遅刻してきたか、はたまた準備に時間がかかっただけか。
世代交代が進むほどに、燃料の使用量は抑えられていくんだろうな。と、燃料タンクを眺めて。
特別塗装といっても比較的地味ではあるものの、本来まっしろな空間に大きく配されたロゴ、これはこれで収まりがよく見える。スカパーにちらほら見えるのは、ちゃりやバスで来た人たちか。就航から日が浅い新顔を、あちらでも見物していることだろう。
ボーイング勢とはちょっと異なる航跡を白い空へ見送って、この日はお開き。次はまた別角度から観よう。
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