あの飛行隊、くもり空わって
1 Dec 2023
もう12月かぁ。今年は特に10月くらいまでなんとなくコンスタントに忙しかったからか、例年にも増してあっという間感がある。来年は少なくともアレとソレがありそうやし、まあ無理せん程度にぼちぼちやろうかな。
さて今回は、先月日帰りで突撃してきた岐阜基地航空祭のお話。
朝4時台に家を出て、8時半のオープンから程なく入場。とだけ言ってしまえば近くもあり遠くもあるが、まあヤバかった。正確には岐阜から先が。
まず名鉄岐阜駅前でなんとか駐車場を確保。次に各務原線、東京の朝ラッシュもびっくりの20分耐久おしくらまんじゅうで最寄り駅・三柿野へ。しかし駅から出るにも10数分を要し、さらに川重敷地内を経由しつつ所要30分以上の大行列を形成。三柿野の自動改札が3台のみ、川重の構内に踏切、等ボトルネックは諸々あれど、のちに判明した事実「入場者数13万人超」がすべてな気がする。
なんにせよ、開会式らしきことをやっている間に場内にたどりつくことはできた。
まずは機動飛行を鑑賞する。惜しむらくはこの一目瞭然な空模様。
いわゆるパッカーン構図を撮るなら周辺にもっといい立ち位置があるものの、この空を観て旦那さんはそちらへの移動予定を取りやめにした。
上空の湿度の高さは、スモークなしでも軌跡を描く機体が1つや2つではなかったことからもうかがえる。
日本では珍しいアクロバットチーム「ウイスキーパパ」も来ていた。にぎやかな実況もついてよりお祭りらしく。
観覧エリアと展示エリアがほぼ分離されており、観覧の最前はびっしり場所取り済。少しでも地上展示を見学する努力をしてみた。
際立つ C-130H のでかさ。斜め正面からではまったく画角に収まらず。
ヘリも2機(UH-2 と AH-1S)。
格納庫では F-2A の試作機に添えて、搭載するミサイル等が解説つきで展示。この手のものを至近距離で観る機会が普段あるはずもなく、大手企業ががっつり関わってるとこも含めて興味深く拝見。
その後トイレ休憩をとったが、これまたヤバかった。男女問わず実質1時間待ち。壁サークルか。よって、輸送艇と救難展示は列の中からちらっと垣間見ておしまい。どう考えてもトイレ総数が足りてないわ。
戻ってくると機動飛行第2部が始まった。
この回の見せ場は編隊飛行。みんな揃って綺麗に隊形作って飛ぶ様は壮観だったが、最大で9機による大編隊は写真だと散漫になりがちで、どちらかというと生で観てなんぼ。
あと輸送機の機動性を披露するターン、なんせでかいから迫力ありつつ、実際荷物積んでたら片寄り放題で大変やろって姿勢も多数。
前述した驚異の入場者数を叩き出した要因は、そもそも本格開催がコロナ前以来というのに加えてもうひとつ。
午後の目玉がブルーインパルス。最前を固めていた人の大半はコレ目当てと思われる(グッズ身に付けてるからわかる)。コレが来なかった小松は空いていた、と旦那さん。
にわかなりに後日調べたところ、この日は「第3区分」、4段階の下から2つめ。まあこんだけ曇ってたし、ローパス課目多めにアレンジされてたのも視程由来やろな。隊形がわかりやすく撮れたものをピックアップしてみた。
ダイヤモンドテイクオフ&ダーティーターン。
ファンブレイク。
チェンジオーバーターン。
フォーシップインバート。
デルタローパス。
クリスマスツリーローパス(現場実況では「ツリーダーティローパス」)。年末しかやらない課目らしいんで今年初披露かも。
そしてコークスクリュー。ほんと曇ってさえいなければねぇ…。
着陸駐機まで見守ったら祭りは実質終了。
ようやく空いた最前列に寄ってみると、なにやら大きなタンク車がやってきた。
ブルーインパルスの貴重な(?)給油シーン。ついでに他機も地上での駐機姿を撮ってから撤収。その結果、お帰り口から電車に乗るまで1時間以上またしても大行列。ついでに復路の高速は事故で大幅迂回。最後まで耐久戦であった。
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