きょう、ロマンスカーで (2) 急峻な坂の下
24 Apr 2010
よく寝たー。それで更新が遅れたわけだが、普段寝てなさすぎるから、たまにはいいか。ということで、はこねの続き。
駅に戻ってきた。いくら記憶が曖昧といっても、99年に来た時こんな綺麗じゃなかったことくらいは判る。数年前に改築して、駅舎を地上から橋上に移したらしい。
小田急から直通乗り入れが大量にあるため、つい小田急の駅と錯覚してしまうが、この順序を観れば本来の所属は自明。
すぐには改札に入らず、ちょっと登山鉄道側に回ってみる。
なんでも、こちら側は驚異の80パーミルを誇るとか。言われてみれば、この写真で言うところの左側の坂、ものすごい斜めっぷり。車ならともかく、普通は電車が登る勾配じゃないな。
せっかくなので、ここを下ってくる電車を1本撮っていくことになった。
いい天気。坂の上を観ていると眩しくて仕方ない。
しばらくして現れたのは、どことなく欧風の雰囲気を漂わせる車両。よく観るとスイス国旗が入っている。帰って調べてみたら、まさにスイスの鉄道風の塗装。しかも1編成のみ。小規模路線を撮りにきた時に限ってレア編成が当たる運は、ここでも健在だったようだ。
写真ではわかりづらいが、だいぶ見上げて撮る格好になった。背後にはまるで夏のような雲。
おっと、時間が迫ってきた。ではそろそろ、今回の大本命に向かいましょうか。改札をくぐり、荷物を取り出していると、ちょうどそれがやってきた。
そう、はるばる箱根まで来たのは VSE のため。
既に登場して5年を数え、その後新たに MSE も登場しているわけだが、どこぞのうなぎと一緒で、こちらの方が人気らしい。で、少し前に東洋経済で500系ともども「デザイン」の観点から取り上げられ、さらに TV でも取り上げられ、といったことが続いて、俄然気になって仕方なくなった。
ここで書いた文章からもその心情が漂っていたようで、乗りに行きませんか?とお誘いをいただき、温泉スルーの乗るだけ旅と相成った次第。
乗る前に撮る、これ基本。とはいえ、これに乗って箱根入りした観光客だってそれは同じこと。人混みがはけるのをしばし待つ。
何がいいって、やっぱりこの流麗な顔だよねー。そして憧れの展望席。今回は新宿行きなので展望にはこだわらなかったが、いつか箱根行きで座ってみたい。
誇らしげなロゴ。新幹線以外で Super Express を名乗るにふさわしいのはロマンスカーくらいだろうか。
かつて一度だけ、たまたま最速列車だったという理由で新宿から町田まで(半端やな)乗ったことはあるが、緊急の用事で乗り鉄モードどころではなかった。だから、じっくり列車を楽しんで乗るのはこれが初めて。しかも全区間乗破。放っておいても気分は盛り上がる。
さあ、まもなく乗車開始ですよ。
Comments
こんにちは。
今年は”撮りたい”なと思っている被写体です。
東京での宿泊場所の最寄が小田急沿線の有名撮影駅ですがいまだにお目にかかっていない・・・。半年前に嫁が新宿から送ってきた写メに写っていたのが6枚目の写真に近い状態で一瞬”800系つばめ”などと思ってしまった事実もありますw
こんにちは。
箱根湯本駅の改装はここ1〜2年くらいに終わったと思います。土地も狭くて道路の横断が不便だった事も有り、あえて橋上化して歩車分離を図ったようです。箱根行きの展望車、平日ならあっさり取れそうですが・・・^_^;
ロマンスカーと言えば展望車と連接車体がある意味特徴なので、年配を中心に正統なイメージとしても人気があるのかも知れません。
たけぞうさん、こんばんはです。
近隣に住んでいたのが非鉄時代、しかも10年近く前なので、本格的な撮りはわたしも未体験です。立ち寄りやすい範囲に有名地があるのはいいですね^_^
白い車両ですから、ちらっと観ただけでは新幹線っぽく見えてしまうのも仕方ないかとw
Wisteriaさん、こんばんはです。
駅舎と歩道橋が一体化していると便利ですね。土産物屋さんにも行きやすいですし。で、温泉まんじゅうを買いに走りたくなったのは秘密ですw
展望席に座りたかったら争奪戦に参加するか、平日に休むか…何らかの形で頑張らないとですね^_^;
VSEは、伝統を活かしつつ今風に生まれ変わったというところでしょうか^_^
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